これで貴方も着物美人！大島紬の粋なコーディネートをご紹介

大島紬はとても丈夫で雨にも強く、とても軽くて柔らかいので身体に馴染みます。大島紬は親子三代で着ることができると言われるほどです。

大島紬の価格が高いのは、制作工程表を見れば一目瞭然。とても手間暇がかかっているからなのです。しかも機械ではなく熟練の職人の手で作られているので、１着作るのに気が遠くなるほどの作業が必要なのです。

大島紬に使われる糸は泥染めという方法で染められています。その名の通り、泥で染め上げるのです。絹糸に含まれるタンニン酸色素と泥の中の鉄分等が化学結合するまで、８５回以上繰り返し染色することにより光沢のある渋い黒色に染まります。

大島紬は泥で染める深い茶色の泥大島紬が一般的ですが、白い地糸を使った白大島紬や、草木で染色した草木染大島紬、藍で染められた正藍大島紬などがあります。

描く柄に合わせて染め上げた大島紬の糸を、熟練の職人が手織りで織っていきます。細やかな作業が必要とされているため、織るのは女性が多いそう。

藍大島と泥染めを組み合わせた大島紬に、同系色の藍色の染め帯で落ち着いて雰囲気のコーディネート。黒のクロコダイルのハンドバッグは和服にもピッタリ。引き締め色なので、体型をカバーしたい方にオススメです。

茶色がかった泥大島紬に、着物の柄と同系色の芥子色の名古屋帯を合わせた鉄板コーディネート。着物の柄に入っている色の帯をチョイスすれば間違いありません。

草木染の大島紬に渋い金茶の帯を合わせたシブ～イコーディネート。若い方にはまだ早い、かなりミセスの粋なコーディネーです。

藍染めの大島紬に、可愛らしい犬の柄の帯を合わせた遊び心のあるコーディネート。渋めの着物に、お茶目な帯を合わせて洒落っ気を出すのも粋ですね。

格子柄の大島紬に瓢箪柄の橙色の帯を合わせた古典的なコーディネート。着物も帯も地味目なので、帯留めで遊んでみると面白いかも。

白大島紬に、パステルカラーの帯と小物を合わせて全体的に柔らかい印象のコーディネート。年齢の若い方でも渋すぎず可愛らしさを残したコーディネートです。

白大島紬に暗めの色味の帯と小物類で、ピリっと引き締めたコーディネート。白大島紬でも同系色でまとめるのとはまったく違った印象になります。かなり粋なコーディネート。

個性的なツートーンの白大島に黒と金の市松模様の帯を合わせたオシャレなコーディネート。エッジがきいていて、かなりロックな印象です。淡い色の小物を合わせれば粋な雰囲気に、派手な小物を合わせればかなり攻めたコーディネートになります。

白大島に、鮮やかなブルーの入った白地の帯と、同じく鮮やかブルーの帯締めで初夏っぽい爽やかなコーディネートに。白系統でまとめ、ブルーをさし色にしていてとても粋なコーディネートです。

モノトーンでまとめたかなりシックで粋なコーディネート。半襟も白ではなく、白地に黒ドットなどにしてみるとよりモダンな印象に。美術館やコンサートにもピッタリのコーディネートです。

藍色の大島紬に、華やかな色の柄が入った黒の帯をコーディネート。とてもおめでたいコーディネートになりました。エメラルドグルーンの帯揚げがアクセントになって素敵です。

同じ大島紬で、帯と小物を替えたコーディネート。白の博多帯にするとこんなにさわやかになります。帯締めと帯揚げは明るめのライムグルーンで統一されてとてもさわやかあコーディネートに変身しました。

同じ帯、同じ大島紬でも、帯締めと帯揚げの小物を替えるとかなり印象が変わります。水色系で統一したら、着物の藍色と馴染んでとても落ち着いたコーディネートに。

赤い帯にチェンジして一気に若々しい印象に。地紋が入っていますがパッと見は無地の帯なので遠くから見たらちょっと地味かもしれません。ちょっと古風なコーディネートですね。

いかがでしたか？着物好きなおばあちゃんならきっと１着は持っている大島紬。今までさ地味だからといって持て余していたかた、もったいないですよ！帯や小物でアレンジして自分の年齢に合ったコーディネートを組んで着てみましょう♪