せっかくの浴衣、帯までこだわってますか?女性の浴衣の帯いろいろ♪
2016/07/03
hanachan
キリッとでも、しっとりでも、ザクッとでも和服姿の女性はなぜ美しく魅力的に見えるのでしょうか。洋服では中身よりも服の方が浮いてしまうことがありますが、和服はそれを着た女性を魅力的に引き立てます。もっと気軽に楽しんで、女っぷりを上げてください。
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日本と言えば着物!
世界に誇れる日本の民族衣装の和服がいかに美しいか、和服を着た女性がいかに美しく見えるのか、それをお伝えし、多くの皆さんに着物を愛していただけたら幸いです。
不思議なものですね。
和服は女性をいっそう女性らしく演出してくれます。
街中で着物姿の女性を見かけるとつい見てしまいますが、珍しいから目を引くだけではなく、その姿に女性の美を感じるからなのではないでしょうか。
和服の引き振袖です。
赤の振袖に黒地に金糸のゴージャスな着物ですが、凛として気高い気品に満ちた女性になるのは和服だからこそ。
洋服では有り得ないでしょう。
夏の定番の和服である浴衣です。
若い女性には一番身近な和服ですね。
少し乱れた髪がしっとりした女性に見せる和服の定番でもあります。
涼し気な色合いの浴衣ですね。
華奢な体に巻いた浴衣が女性の儚げで、女性の私でも守ってあげたくなってしまいます。
全身布で覆われている中、裾から覗く素足で女性の色香を漂わせるなんて和服のなせる業ではないでしょうか。
和服は凛としているがゆえに、崩した姿勢が女性のなよやかさや色香を漂わせます。
男勝りの私でも、このポーズなら女性らしく、しかも美しく見えるかもしれませんね。
きっちりと着こなしている訪問着。
ちょっと横座りしているだけなのにドキッとしてしまう。
がざつな私でも和服でこのポーズをしたらちょとは色っぽくなるかもしれません。
そんなに崩して着ているわけではないのに、くだけた座り方と首筋のライン、裾から見える素足が、けだるそうな、でもちょっと寂しそうな妖艶さを醸し出しています。
和服は女性の魅力をよりアップすると思いませんか?
伊右衛門でおなじみのCMから。
こちらはスッキリとした夏の和服です。
見た目にも涼やかで、でも袖口から見える腕、足袋と和服の裾からチラッと見える足首がチラリズムですね。
日本人でも憧れる舞妓さんの和服で、お正月の装いです。
黒地に鶴と松のおめでたい模様に、胸元の赤い帯揚げと赤い刺繍襟のコントラストが粋ですね。
可愛らしい水色の和服の下から見える真っ赤な襦袢がなんとも艶っぽいですね。
普通の人は滅多に赤い襦袢は着ませんが、舞妓さんや芸子さんはよく赤い襦袢をつけます。
仕事がらそれが女性を艶っぽく見せることを知っているからです。
舞妓さんや芸子さんは和服のくりがこのように深い仕立てになっています。
着物で全身隠れてしまう中、美しい首筋と白い肌を見せるためです。
洋服では襟くりの深いものは多くありますが和服ほど視線を奪いはしないでしょう。
純白のウエディングドレスもいいですが、可憐で清楚で気品があって、初々しい恥じらいに満ちた白無垢も素敵です。
白無垢は男女問わず今も着たいと言う方が多いですね。
芸能界の方も白無垢を着る方が多いです。
華やかで豪華な打掛ですね。
色柄は勿論のこと、打掛の美しいところは襟元のV字と末広に流れる裾と色のコントラストです。
和服はドレスのように様々な形で表現するのではなく、着る女性をいかに美しく見せるかの色のコーデが重要になります。
平安時代の和服と言えば、思い浮かぶのは十二単でしょう。
十二単の美しさは雅さは勿論、襟と裾のグラデーションです。
こちらの方がより平安時代の女性らしいです。
女性は顔を見せてはいけない時代、美しい衣装と長い髪で女性は美を演出していました。
大河ドラマ「江」から
戦国時代の上流階級の女性の和服です。
今と違い、細帯を腹の下で簡単に結んだ楽な着物です。
普段、家の中ではラフな格好で過ごしていました。
大河ドラマ「江」から
目上の人や出かける時には小袖の上に袿を羽織っていました。
十二単のような豪華さはありませんが可愛らしい柄と女性の優し気な居住まいが戦に明け暮れていた男性を束の間和ませていたのでしょう。
映画「大奥」から
大奥でおなじみの女性の大名行列ですね。
江戸時代の大奥は絢爛豪華な打掛を着た女性が大奥をすべっていました。
現代では花嫁衣裳でしか着れなくなりました。
大河ドラマ「天璋院篤姫」から
大奥のトップ、御台所ともなると、上様や表に出る時以外は重い打掛は羽織らず、楽なスタイルで過ごしていました。
所作も美しい女性のたしなみで、和服と合わさると本当に美しいです。
大河ドラマ「天璋院篤姫」から
和服の中で一番好きなスタイルがこちらです。
この時代、未亡人になると髪を卸し(切り)打掛は着なくなり、被布(現在はコート)を着ます。
華やかさはないものの、返って品が良く、裾のラインがいっそう美しく映えます。
現在も昔も、美しい着物姿の女性が多くいます。
昔の方がざっくりと和服を着こなし、肌になじんだ感じがいっそう女性を魅力的に映ります。
たぶん芸子さんでしょう。
華やかな帯に長羽織りが粋ですね。
外国人から見た日本の女性は神秘的だったことでしょう。
いまから約110年前、明治39年の絵葉書だそうです。
葉書になるだけあって美しい女性ですね。
川のほとりに浴衣でたたずむ姿は昼間とは違う表情なのでしょうね。
凛として、艶めくような色香、なよやかさ、儚げ、しっとりとした上品さ、清楚さ、これらを全て兼ね備えた服装を私は和服意外に知りません。
どうしてこんなにも様々な表情を作り出すことができるのか。
着物を着るだけで、女性は普段よりも女性らしく魅力的に映ります。
よく、「着る機会がない」と言う人がいますが、「着る気がない」だけで機会がない訳ではありません。
結婚式、パーティー、夏祭り、初詣、お出かけ着にぜひ多くの女性に和服を着てほしいと思います。
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