和装の豪華絢爛で魅力的な花魁衣装の楽しみ方をご紹介します！

ドラマや映画、最近では旅行の際に着付け体験もできることで人気の花魁衣装。

豪華絢爛なことで人気の花魁衣装ですが、花魁は最高級の遊女ということぐらいは知っているけれども、詳しくとなると知らないという方の方が多いですよね。

勘違いしている人もいるようですが、当時の花魁衣装は肩出しはしていなかったので、「肩を出している・帯を前で締めている」衣装＝花魁衣装というのは実は間違いなのです。

こんな風に肩出しの着つけ方を「花魁」と呼んでいることもありますが、これはあくまで「花魁風」。本当の花魁衣装ではありません。

正しい花魁衣装はこのようなかっちりとした着付けが主流でした。当時は肩を出したりするのは恥ずかしいこと、という認識だったようです。

花魁と同じく「太夫」という呼ばれ方もありますが、この違いは関東風か関西風かということ。両者とも位の高い遊女の事ですが、吉原では「花魁」、京都・大阪では「太夫」という呼び方だったそう。

吉原にも当初は太夫が存在したようですが、次第に花魁という呼び方に変わっていったそう。
花魁と太夫の違いは関東か関西の違いで、どちらも意味は同じ。双方共最高位の遊女なので、どちらが格上というわけではありません。

オレンジと朱色、金色で出来た綺麗な花魁衣装です。
カツラと帯は重いので花魁衣装を着る時はそれなりに覚悟が必要ですね。昔の花魁は重たい衣装を着て歩いていたので、かなり力があったようです。

華やかなオレンジ生地に青の刺繍が入っている着物に、オレンジの花の帯を合わせた花魁衣装です。なんと花魁が履いていた下駄は20キロ近くあったとのこと。

青と赤の生地に白い花の刺繍が入っている美しい花魁衣装です。花魁の衣装はとっても豪華なので、当時衣装を用意するのにかなりのお金が掛かったようです。

緑の生地に小さい花の刺繍が入っている花魁衣装です。シンプルですが落ち着いた雰囲気の衣装です。

豪華絢爛で本格的な花魁衣装を着てみたいのなら、レンタルや体験スタジオがおすすめです。
特に京都で多いですが、最近は東京や別の場所でも体験できるようになっているんですよ。

京都嵐山にある変身スタジオです。
花魁だけではなく、舞妓・新撰組の変身体験もできます。

こちらのスタジオは京都だけではなく、東京銀座にも店舗があるので京都に行かずとも花魁体験を楽しむことができます。

こちらも東京浅草で花魁体験ができるスタジオ。
屋内だけではなく、屋外でも撮影できるので、風情あふれる浅草をバックに体験を楽しむことができます。

花魁コスプレをする人は増えて来ましたが、実際花魁衣装に対して世間の人々はどう思っているのでしょうか？気になる世間の人の反応をまとめてみました。

花魁衣装に関する情報をまとめみましたがいかがでしたでしたか？
花魁衣装を着て見たいという方は多いと思いますが、かしこまった席に着て行くとやはり非常識と思われてしまうことも。
もちろん体験や仮装で楽しむのはＯＫなので、TPОを弁えるように心掛けましょう。