【紬を着こなそう】タンスの肥やしじゃ勿体ない。着物で女子力UP！

たかがうなじされどうなじ。
どんな洋服を着て髪をアップしてもうなじだけでここまで女性を演出することはできないでしょう。
フォーマルな着物では視線は着物に行ってしまいます。
でも、紬などの普段着の着物は着る女性を引き立ててくれます。
洋服ではなしえない、ちょっとした所作が女性を醸し出してくれすんんです。

洋服と同じように、着物にも着る場所が決まっています。
「格」のある着物は、その機会がなければ着ることはできません。
その点、紬や小紋は普段着です。
つまり、機会がないと着れない着物と違い、普段の生活の中で好きな時に着れるということです。

普段着である紬にも、今では格というものがあります。
留袖や訪問着のように、左から右に流れるように柄があるものを訪問着柄といいます。
写真のように紬の着物に訪問着柄をあしらい、結婚式などのフォーマルの席には着れませんが、「紬の訪問着」としてそれに準するパーティーなどの少し各上の席に着ると素敵です。

この着物は結城紬でしょうか、塩沢紬でしょうか？
普段着の紬はコーディネイトの幅が一気に広がり、とても楽しいですよ。

この着物は一重の紬と麻の帯でしょうか。
初夏を漂わせるすっきりとした着こなしですね。
バッグも自由に組み合わせられるのが普段着のいいところです。
夏物の籠のバッグを持ったらもっと涼やかになりますよ。
こんな風に気軽に着物を着ましょう。

この着物は紬ではなく、御召しのように見えますが・・・。
着物と帯の組み合わせがとてもいいですね。
羽織との組み合わせも素敵です。
フォーマルな着物に羽織を着ることはできませんが、羽織を楽しめるのも紬などの普段着のいいところですね。
帯と羽織を替えれば若い方にも似合います。

若い方もこんなにオシャレに紬や小紋の着物を着こなしています。
男性は着物に弱いもの。
たまには彼や旦那様の前で着物姿で女子力を見せつけましょう。

大正ロマンチックなコーディネイトも素敵です。
これは小紋の着物ですが紬の着物でもオシャレなんですよ。
伊達襟でもっと個性を出すのもおしゃれ。
足元を下駄に変えればもっとおしゃれ
羽織の代わりに普段使っているショールを肩にかけて、もっと気楽に着物を楽しみましょう。

この着物は結城紬でしょうか。
白い帯に牡丹？椿？葉の緑と帯揚げと伊達襟の色を合わせて一見地味な着物を引き立たせていますね。
袖口から見える襦袢も着物と同色の市松模様でとてもオシャレで素敵です。
着物を理解している人のコーディネイトですね。
紬は地味に思いがちですが、こうしてコーディネイトを楽しむ醍醐味はフォーマルにはできない遊び心をくすぐります。

タンスの中に紬などの普段着の着物は眠っていませんか？
着物を着ると背筋もピンと伸びて気持ちもシャキッとします。
紬や小紋は普段着です。気兼ねなくいつでも着れる

タンスに眠っている着物のことを「タンスの肥やしは心の肥やし」と言う人がいます。
でも、眠らせておくなんて勿体ない！
紬のような着物は是非とも自分の肥やしにしてください。
着物姿に人は、「素敵」だ、「綺麗」だ、「ぅわ～」と見惚れる声が思わず出ます。
これこそ女子力アップの最強アイテムです。