着物生地がこんなに素敵に生まれ変わる!着物生地を使ったリメイク品
2015/11/18
たかあみ
裾さばきも軽い単衣の着物。春から秋の大人の女性をよそおいたいなら単衣の着物がおすすめです。合わせとは違う女性の魅力をひときわ漂わせます。その姿に思わず誰しも振り返ってしまうでしょう。これであなたも見返り美人間違いなし!若い女性の方にも必見です。
思わず柄を覗き込みたくなる可愛いテディベアの小紋の訪問着です。
お芝居やちょっとしたパーティーなどの席に重宝な単衣です。
結婚式には着れない柄ですが格の高い帯に替え、重ね襟を付ければ披露宴に着ることもできます。
【豆知識】
重ね襟は「福が増しますように」という意味合いがあり、おめでたい席に付けるのが定石です。
着物にも季節があります。
冬の合わせ、春から秋の単衣、夏の絽や紗といったように時期に応じて衣替えをします。
難しく考えず、洋服のようにその折々の着物を楽しみましょう。
とても可愛いですね。
これなら10代の女性も大丈夫。
単衣の着物と帯締めと帯揚げはそのままに、帯と半襟を着物の若草色より少し明るいモスグリーンで合わせたら、キュートな感に仕上がります。
濃い目の辛子色の帯に落ち着いた小物でまとめれば年配の方までOKですよ。
着物×(帯+帯締め+帯揚げ+半襟)=完成。
この式のようにコーディネイトはされていきます。
もしくは着物というキャンバスの上に式の順番通りの配色をすると言った方がよいでしょうか。
分からない方は遠慮なくある物だけを持って呉服屋さんで教えてもらいましょう。
きっと快く引き受けてくれるでしょうし、勉強になります。
時折、店頭をのぞき参考にしましょう。
確かに単衣の着物と帯はシンプルでオーソドックスですが、小物使いで粋さを醸し出しています。
正面と背ではこんなに違うのも着物の楽しいところです。
正面は黒い日傘が、背は白い日傘が似合いそう。
では、この単衣の着物に黒の市松模様の帯を合わせたら?
単衣の着物がちょっと違いますが、ピリッと辛子のきいた花柳界の奥様風に変身。
小物もそのままなら、思いっきり、姉御!!になってしまいますね(^^♪
単衣A
単衣B
同じ単衣の着物AとB、帯と小物を替えただけで春から初秋の装いに変身です。
緑なら若葉の季節に合うでしょう。
単衣C
ちょっとモダンにお出かけ用。
単衣D
気を使わない装い。
単衣の絣の着物です。
やはり帯と小物を替えるだけでこんなに違います。
襟を替えたり、柄足袋にしたらもっと印象は変わりますよ。
「名古屋帯や袋帯は面倒」、「決まった形でつまらない」と言う方。
大丈夫です。ご安心ください。
気軽に楽しめる半幅帯があります。
これで単衣の着物の装いにをもっと幅が広がります。
下の4点の単衣の着物の中に、「自分には似合わないわ」とお思うものはありますか?
ふっくらした柔らかい色合いの紬の単衣の着物を帯とバッグで清涼感を高めています。
白い日傘が似合いそうです。
明石縮(あかしちぢみ)です。
単衣の着物と同系色の薄茶と黒の市松模様の帯を合わせることで、柔らかくも引き締まった仕上がりに。
豊田紬です。
無地の単衣の着物に落ち着いた柄の帯を合わせることで大人の品格を醸し出しています。
大島紬です。
紺の単衣の着物が白い襟を引き立て、凛として清潔感が漂っています。
どうでしたか?
実はこの4点の単衣の着物、ほとんどの方に似合うんです。
「えっ?」と思われるかもしれませんが事実です。
自分には似合わないと思った方、それは着物が似合わないのではなく、そのコーディネイトが好みではなかっただけなんです。
そしてもう一つ、写真の着物と帯はどの組み合わせでも合うんです。
つまり、似合わないと思った単衣の着物もコーディネイトで自分らしく着こなすことができるんです。
単衣の着物はちょっと・・・、と思っていた方、どうでしたか?
合わないと思っていた着物も組み合わせ次第で自分好みに変わり、コーディネイトの幅も広がったのではないでしょうか。
帯を入れ替えたし、小物を差し替えるだけで着物は様々に変化します。
お持ちの単衣の着物も、帯と小物を組み替えるだけで何通りもの違った装いが楽しめますよ。
胸を張って裾さばきも軽やかに、気分を変えてお出かけしませんか?
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