おしゃれ♡でとっても上品♡『アンティーク素材』が何かと可愛い♡
2016/04/17
yk1706
2015/12/28 更新
今はIT全盛期です。でも昔のアンティーク素材にはITでは生み出せない深い味わいがあります。レトロでアンティークな素材には美しい装飾が施されて、人間の温かみが伝わってきます。ここでは、身に付けたりお部屋に置いたりして楽しめるアンティーク素材をご紹介していきます。
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現代は軽くて明るくなる素材でできた家具や小物、またファッション素材が人気です。しかしその中に時代を経たアンティークでレトロな素材のアイテムが一つ二つあるだけで、部屋の中や、いつものおしゃれがシックでロマンチックな雰囲気に変わります。
例えばこのようなアクセサリーはどうでしょう。金色のチェーンが黄金色に輝いているのも、数十年、または100年以上時と時代を生きてきた証拠ですね。アンティーク素材は豪華で、見ているだけでうっとりしてしまいます。
これはカメオのブローチです。ファッション素材としてのカメオの多くはこのようなアンティークブローチからイヤリング・ペンダントにまでと様々です。中央に掘られた女性像に金色の装飾がとても美しいですね。
カメオの歴史は古代エジプトの時代にまでさかのぼります。当時は貴石や半貴石に文字や文様を切り込む形式をとっていました。その後、イタリア半島まで支配していたギリシア人によって 装飾品として柱や壁に飾る浮き彫りをカメオと呼ぶようになりました。ヘレニズム時代からローマ帝政時代には、壷や杯にほどこされた浮き彫りも現れ、 カメオの多様化が進みます。
現在では、素材に貝や石を用いたカメオが一般的ですが、 それらが定着しはじめたのは、ルネッサンスのころからです。当時のフィレンツェの支配者であるロレンツォ・デ・メディチのカメオ収集が ブームのきっかけとなり、模作やアクセサリーなどが盛んに作られるようになりました。
職人による彫りの深さが魅力的な要素となっているアンティーク素材のカメオブローチ。「バッカスの巫女バッカンテ」を表現しているそうです。このように、カメオブローチの多くはギリシャ神話から女神や天使像などをそのモチーフとしました。英国ヴィクトリア王朝前期の1850年頃の作品で、素材はハイカラットの「イエローゴールド」という金属であると言われています。
高級アクセサリーとして人気のカメオには、 ストーン・カメオと呼ばれる青や赤の縞メノウを素材とするものと、 シェル・カメオと呼ばれる貝を用いるものがあり、 前者はドイツ、後者はイタリアで制作されています。 またアンティーク・カメオは昔から需要のあったイギリスが今でも最大の市場です。
上の画像が英国ヴィクトリア王朝期の作品であるように、アンティーク・カメオのほとんどがイギリスで創られているというのは興味深いですね。また、ルネッサンス期ではイタリアの最大金融家で大富豪のロレンツォ・デ・メディチがカメオを非常に愛好したことから、近代に至るまで女性の胸元を飾る装飾品となった素材であることはファッションにおける歴史的ロマンです。
アンティーク素材で室内に置く物と言えば、まず置き時計かも知れません。これはルイ16世に寵愛されたポンパドゥール夫人が愛したロココ調デザインが美しい置き時計です。レトロな時計は、時間が今のデジタルとは異なり、時の刻みが針で示され分かりやすい上に、デザインが凝っていてゴージャスですね。
こちらはドイツ19世紀末頃製作されたと言われる掛時計です。ゼンマイ式で動かします。一旦ゼンマイで巻いてしまうと、1週間は時を刻みます。アンティークの愛しさは、その振り子の音色。この掛時計は定時と30分置きに今でも綺麗な音色を響かせるそうです。また、時計の装飾上部に座するライオンの彫刻が威厳があります。アンティーク素材の家具は、その素材や装飾が木製である点が魅力です。デジタル時計とは異なり、アナログ時計ならではの美しさはその木製の色合いと質感ではないでしょうか。リビングの必需品且つ装飾品として、お部屋に貫禄と豪華さをもたらすのが、まずアンティーク素材のレトロな時計達ですね。
本機の希少な点は、この時計がかなりオリジナルを保ったまま現代に生き残ってきたことです。なおかつ機械のコンディションもよく順調に動作しています。文字盤はホーロー製、柱はコリント様式で中段に細やかな彫刻も見られます。ドイツ伝統の木彫技術が垣間見れます。
アンティーク素材で創られた古い物には、人間の手の温もりと多くの時を経てきた希少性が感じられ、便利さや軽さを追求する現代人にとっては逆に、それらの温もりと希少性が重みを増してきます。IT化の進む現代、懐古趣味とも言えるアンティークショップも人気があります。ぜひ身の回りにアンティーク素材の品を置いてみたくなりますね♪
今の時代、時間を確かめるのもすべてスマホ。デジタルの時代の中で、レトロなアンティークの腕時計を付ける方がかえってシックなおしゃれを引き立てるひと味違うファッション素材になる場合が多いのではないでしょうか。
皆が皆、スマホで時間を確認する中で、腕時計を身に付けるのはとても個性的で知的なおしゃれが楽しめます。アナログ時計がもはやレトロとなった時代、昔の懐中時計に当たる「ペンダントウォッチ」も若い女性へのプレゼントとして喜ばれます。凝った装飾が美しいペンダントウォッチはカメオのデザインもあり、なかなかアンティークな魅力に溢れたファッション素材なのですね。
一見、ペンダントにしか見えないアクセサリーが、実は懐中時計だなんて、とってもおしゃれなアンティーク素材ですね。みんなが同じことをやっている中で、懐古趣味のアンティーク素材でハイクラスなおしゃれを光らせてみせるのも粋なものです。
懐中時計は、金や銀のチェーンの先に美しい装飾が施された蓋、その蓋を開けるとデジタルよりも時間が刻まれるのが実感できるアナログのデザインが様々に用意されている、時代を遡るような錯覚に陥る美しい時計です。単なるペンダントではなく、実際に時間を確かめる実用性と、身に付けていてシック、且つ貴重品の持つ高価さを放つ装飾性を併せ持つ物なのです。贅沢な雰囲気のアンティークファッションを演出する素材と言えるでしょう。
懐中時計にすると1回の時間確認に多少の面倒な動作が伴うので、確認できた時間を大切にするようになった。その結果、時間を何度も確認するようなことがなくなった。腕時計をしている人で、腕時計を見るのがクセになっている人も多いと思う。私もそうだったが、実は無駄な動きだったのだ。1回の時間確認を大切にするということは、何度も時間を確認しない、つまり時間を大切にするということにつながるのではないだろうか。
懐中時計は、中の時計面以上に、時計を閉じた際の蓋のデザインが美しく、絵心を持つ繊細な女性への贈り物として昔から人気がありました。童話『不思議の国のアリス』に登場するウサギが忙しそうに時間を確認するのも懐中時計だったことから、ウサギ柄、アリスのデザインの物や、最近は和柄の懐中時計もアンティークな贈り物として喜ばれます。
昔の女性達が身に付けていたと思われる、アンティークな素材のジュエリー。その輝きが遥か昔という時を消し去り、自分のお気に入りのジュエリーになります。自分だけの大好きな一品をアンティークショップで選び、おしゃれアイテムに加えてはいかがでしょう?
これは本当にクラシックで、現代のネックレスとはひと味も二味も異なるセンスで創作されたアンティーク素材と言えるでしょう。黄味がかった黄金色の中に青い小粒の装飾をいれて完成させたネックレス。お揃いのイヤリングも付いています。創作された時代は分かりませんが、現代のネックレスとは全く違うことがお分かり頂けると思います。自分の結婚式に、白地のドレスに付けてもいいですし、お呼ばれのパーティーに黒地のドレスに付けてもゴージャスで似合いますね。
この画像のように、思い切ってアンティーク素材のジュエリーでファッションを決めてしまうのも見た目に壮麗で息を飲む美女が完成します。このようなコーディネートは結婚式などに向いていると言えるでしょう。一生で一番大事な一日。豪華なアンティークファッションの花嫁は参列した人々を惹きつけます。
こちらは『19世紀初期 カラーゴールド ガーネット パリュール』ということで、お値段はなんと200万円するそうです。このようなアンティーク素材に200万円支払う富豪もいらっしゃるのですね。しかしアンティーク素材がこんなに高価な物ばかりとは限らないと思われます。
19世紀初期の素晴らしいデザインのパリュール。中央のブローチ&ペンダント、それを囲むネックレス、ピアス、そしてネックレス用の予備のスペアの金具もついた見事なパリュールです。何通りにも使えるようになっているので、フルセットで使わずとも、その日の気分や装いであれこれコーディネートが出来ます。アンティークらしい美しさに溢れたデザインのバランスのよさ、細工のよさ、素材のよさ、技術、使い勝手、重すぎないかどうか、、、すべての点で優れているので、即決で仕入れてしまいました。女性らしく、重厚なデザインで、品があります。装いも、もちろんドレスアップして華やかにまとめても、シンプルなワンピースのワンポイントにしても、どちらにも使えます。
現代の椅子は機能性に優れ、デザインも明るい物が多く、下宿生活を始めた女子大生や個室を自分好みにコーディネートしたいOLも、北欧調のカラフルな椅子を買い求める傾向があります。でも、自分の部屋に一つ、アンティークな椅子があったらどうでしょうか。それまでの部屋がガラリと違ったクラシックな雰囲気に包まれるでしょう。
背もたれがアンティークなデザインのクラシックチェアです。このデザインは19世紀末から20世紀初頭に大流行したアール・ヌーボーの形式ですね。椅子の脚が猫のような可愛らしさであることに惹かれます。この猫脚デザインはロココ時代から生まれたそうです。テーブルの椅子をこのようなアンティーク素材のチェアで揃えてみるのも楽しそうですね。
アールヌーボー調のチェアをこのように集めてみたらどうでしょう。テーブルがシンプルな方が、椅子のレトロさが引き立ちます。部屋は白を基調とした明るい部屋が良いかも知れません。座ってみる度に、クラシックでアンティークな気分に浸れるのが逆に新鮮で、明るい部屋のコーディネートに一役買うのがアンティーク素材のチェア達ですね。
19世紀末から20世紀初めにかけて、都市化と産業化を背景に、フランスとベルギーを中心に広まった国際的な芸術運動・様式。仏語で「新しい芸術」を意味する「アール・ヌーヴォー」は、1895年、日本美術商ジークフリート・ビングがパリに開いた装飾芸術ギャラリーの店名に因む。
その源泉は、植物などの自然・ロココ様式・異国趣味等に由来、ジャポニスムの影響もある。アール・ヌーヴォーは、1900年のパリ万博を最盛期とした後、急速に退潮する。モダニズムが焦点化された時代を過ぎ、60年代になると再発見され、特にグラフィック・アートやテキスタイルの分野で復活した。
アンティークなチェアにはこのような貴族的な物もありますが、この椅子を置くには、部屋全体がロココ調で統一されている必要があると思います。そのようなクラシックな素材で部屋をまとめるのもゴージャスではありますが、日常生活を送る部屋には今一つ、くつろぎの空間が欠けてしまうかもしれません。貴族的雰囲気のアンティーク素材の家具の欠点は、見た目は美しいながらも、実際の生活には向かないという点なのでしょう。
映画『ハリー・ポッター』の世界を思い出すと、うっとりするほどアンティーク素材からなる書棚、デスク、ドア、ベッドなど、一切近代的な素材を使わない独自の世界観から成り立っていました。今でも『ハリー・ポッター』風の家具を置きたいというファンは多いようです。西洋中世風の、木製と金属を用いた雰囲気が魅力であるのがアンティーク素材のチェストやデスクですね。
このチェストは宝物専用の、1880~1890年代に創られた、完全に木製の南フランス製のものです。金属製の留め具が装飾となって豪華ですね。アンティークショップでは59500円で既に売り切れでした。かなりこういったチェストは人気があるようです。
こちらは1930年代、イギリスの紳士用チェストとして使われた物です。程よい甘みのある木製の色合いが美しく、曲線を描いた装飾や猫脚がおしゃれですね。
マホガニーを素材としたアンティークなライティング・ビューロー、書き物専用のデスクです。赤褐色の色彩が高級感を醸し出し、見ているだけでも目の保養ですね。引き出しの金具の古さも時代感があり、デスクの上に小物を入れたり、本を立て掛けておけるスペースもあります。自分の個室に置いておきたい愛すべきデスクです。
これはアンティークなデスクにパソコンと、時代的にミスマッチな物同士が不思議とマッチしている画像です。アンティークな木製のデスクはどっしりとした知的魅力があり、ぜひ書斎に置いてみたい一品です。若い女の子がこのようなアンティーク素材のデスクでパソコンをするのもおしゃれですね。
アンティーク家具の魅力は、新しく作られる家具が持つことが出来ない、以下の5つだと思っています。1.今は手に入らない贅沢な素材を使ったハイクラスの家具 2.現代まで形が残っている本物の家具 3.修復すればこれからも使い続けることが出来る家具 4.時代を追わない歴史に残る優れたデザインの家具 5.世界中に1つしかない一点ものの家具
新しい家具には素材や機能など新鮮な魅力がたくさんあります。しかしアンティーク家具には「年月の経った素材感」や「歴史」アンティークにしか出せない「味わい」や「風合い」、というまた別の魅力を持っています。アンティーク家具には魅力は流行で変わるものではないと思います。
アンティーク家具とはそもそも「骨董品」という意味を持っています。骨董品と言うと大事に扱うもの、保管するものと思いますがそうではなく現在でも充分に機能します。また、アンティーク物は重厚感もあり、装飾が華麗に施されているものが多くあり現在では再現できないものも多いそうです。使って更に味わいを増してあげるのも、新たな「魅力」になりますね。
神戸北野の異人館『英国館』『仏蘭西館』などに遺るアンティークなデスク。このシックな木製の色合いとデザインには重厚感がとてもあります。デスクの上に置かれた古い電話、左側に置かれたチェストの美しさは、現代ではとても同じ物は創れない明治時代特有の古き良き時代の味わいがあります。木製の中に黒地と黄褐色が入ったチェスト、そしてこの重みのあるデスク。もはや映画でしかお目にかかれなくなりました。
英国のヴィクトリア朝時代などに使われていたのは現代のような電気の灯りではなく、様々な趣向が凝らされたアンティーク素材のランプです。そのランプにも流行があり、現代の私達の居間に置いてもぐっとインテリアの高級感が増す、不思議な魅力を持っています。
このランプはアールヌーボー時代に大活躍した、フランスのエミール・ガレの作品です。エミール・ガレは薔薇の柄や植物の曲線を活かしたデザインで素敵なランプや家具を手掛けたデザイナーでした。
フランスでは、アール・ヌーヴォーは2つの派に分かれていた。一方はサミュエル・ビングとその店を中心としたパリ、もう一方はエミール・ガレ(1846-1904)に率いられたナンシーのそれである。ロココとアール・ヌーヴォーの類縁性が最も説得力を持つのはナンシーの方であった。それほど魅惑的ではないが、当時最も名を知られていた芸術家の1人であったルイ・マジョレル(1859-1926)が間違いなくナンシーのアール・ヌーヴォーの2番目の先導者であった。
薔薇を模したデザインが素敵なエミール・ガレのランプ。こんなランプを寝室に置いてみたら、寝るのが惜しくなってしまうかもしれませんね。
ガレは植物から象徴的な文学の銘に至るまでの幅広いモチーフの象嵌細工を得意とした。この巨匠の作品に典型的に見られるのが構造的な要素が幹や枝から末では花となって終わる変容である。
これはレストランの通路に使われていた壁専用のランプです。デザインがエミール・ガレ調ですね。ランプを支えるのが人魚のようで、この辺りにもデザイナーのこだわりが感じられます。
ランプシェードを彩るデザインが女性らしいレースを象っています。この模様が金属製であることが、アンティークらしさを感じさせます。思わず部屋に置きたくなる、落ち着いたデザインのアンティークランプですね。
いかがでしたか?身の回りに見られる素材、ファッションや小物、家具などでも、アンティークな素材の物は人の手が大変込み入った、歴史と温かみが感じられる魅力的なアイテムが多いようです。日常生活を少し変えてみたい時、アンティークショップに足を運んでみてはどうでしょう?
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