2015/10/30
あやのん。
2016/04/07 更新
手ぬぐいというと古めかしいイメージがあり人気が無いと思われがちですが、使用者は多いようです。今回は素材や利用メリットなどを交えながら、手ぬぐい和柄の種類についてもご紹介したいと思います。手ぬぐい和柄に興味が無かった方にも、興味を持ってもらえるようにしたいです☆
[表示する]
手ぬぐいは、日本古来から伝わるものであり、昔は絹や麻などでできたものが殆どでありました。
平安時代になってからは、養老律令の衣服令という法令により、庶民は麻、高貴な者は絹という基盤ができたそうです。
江戸時代初期になると、これまで中国大陸から輸入され、高価であった綿が栽培されるようになり、普及するようになりました。
木綿の着物がよく作られるようになったことから、端切れというものが多く出始め、庶民の生活には欠かせないものとなったそうです。
この頃になって、手ぬぐいのことを『手拭』と呼ぶようになったようですよ。
手ぬぐいを利用する際のメリットを列記し、細かく説明しておきたいと思います。
手ぬぐいを購入予定の方は、参考にしていただけると嬉しいです♪
○実用性がある&用途が広い
○使い終わったら他の物として使える
○かさばらない
~実用性がある&用途が広い~
手ぬぐいは、飲み物を零してしまってもササッと拭いて、すぐに洗えます。
そして、速乾性があるので、乾くのも早いです。
手ぬぐいの端を縫っていないのは、端っこに水分が溜まらないようにする知恵があるようですよ!
手ぬぐいのその用途は、汗や零したものを拭くだけでなく、様々な使い方があります。
まずは、手ぬぐいで『包む』という方法。
本や荷物、お土産なども包めますね。
贈り物でしたら、かなり礼式高いものになりそうですね♪
次に『敷く』。
テーブルや棚の上などに、テーブルクロスのように敷きます。
手ぬぐいは、綺麗な柄が多いので、とても楽しめます♡
そして、『覆う』という方法。
家具などを覆います。
ほこりなどから守れますし、部屋の引き立てにもなります。
最後に『被る・巻く』という方法。
お料理をする際や、お洒落などのために被ったり巻いたりします。
被り方や巻き方には、様々なやり方があるようです。
~使い終わったら他の物として使える~
手ぬぐいは、使い終わったらそれで終わりでは無いです。
捨てずに、雑巾として使ったり、汚れてしまった部分だけを切って残った部分を手ぬぐいとして使ったり、端切れとなったものなどを縫い合わせてパッチワークキルトとしても使えます。
また、着物などの材料としても重宝しますので、侮れません。
~かさばらない~
手ぬぐいは、ハンドタオルやフェイスタオルなどと比べると、生地が薄いので畳んだ際にかさばりません。
収納する時に楽チンですし、持ち運びにも頭を悩ます必要がありませんね(*´▽`*)
日本人が見ればすぐにわかる和柄の名称!?
この手ぬぐいの和柄の名称はわかる方は多いのではないでしょうか。そうです、唐草模様です。草や蔓が伸びたり絡まったりしている様子を描いた模様ですね。日本では多種多様な唐草模様がありますが、画像のような唐草模様が有名ですね。
トンボ柄……風情ある和柄手ぬぐい。
和柄手ぬぐいで、トンボ柄というものがあります。トンボは童謡「赤とんぼ」で知られていると思います、日本に古くから存在する生き物ですよね♪ トンボという生き物は、可愛らしく、そして見る者を楽しませてくれます。小さい頃に、トンボをつかまえようと必死になったことが思い出されますね。
長寿や夫婦円満の象徴の和柄手ぬぐい。
『鶴は千年、亀は万年』といわれるほど、日本では亀は長寿や夫婦円満の象徴として扱われています。動きは遅いですが、着実に進むので『勤勉さ』の象徴もあるようです。そんな亀の和柄が入った手ぬぐいは、可愛くてお洒落ですよね♡
日本の文化に根付いている和柄の手ぬぐい。
桜といえば、日本の代名詞的存在ですよね。日本の桜はその殆どがソメイヨシノですね。英語圏では桜をチェリーブロッサム(Cherry blossom)と呼びますが、最近ではsakuraと呼ぶ人も多くなってきているようです。こんなに綺麗な日本文化を和柄手ぬぐいとして使えるなんて、嬉しいですよね♪
花火の和柄手ぬぐい。
夜空の大輪の花、と一般的には例えられている花火の和柄手ぬぐいです。様々な花火が描かれており、とても綺麗ですね♪ 夏の風情を感じられる和柄手ぬぐいだと思います♡
古式ゆかしい和柄手ぬぐい。
折り鶴=日本の伝統、といっても過言では無いほどその歴史は古いものでありますよね。文献の中で出てくるのは、江戸時代だそうですよ。そんなに昔から折り鶴文化があっただなんて、感慨深いものがありますよね! 画像のような折り鶴が描かれた和柄手ぬぐいを使用する人は、とても奥ゆかしいイメージがありますよね♡
『竹』が描かれた和柄手ぬぐい。
松竹梅の一つで、縁起の良いものとして広まっていますね。破竹の勢いということわざや、竹馬の友ということわざがあるように、竹に関連することわざや慣用句は多いようですね。それ程、竹は人々の身近にある植物だということかもしれません。竹の和柄の手ぬぐいの渋さを感じられますね。
漢字が書かれている和柄手ぬぐい。
和柄手ぬぐいにしては珍しく、漢字が書かれている手ぬぐいです。しかも、その漢字は魚など海に関係する生き物の名前が書かれているようです(笑) 手ぬぐいを使いながら勉強もできてしまうなんて、一石二鳥ですね♪
和柄手ぬぐいに描かれた日本の風物詩。
黄色や朱色の紅葉と、舞妓さんが二人描かれている和柄手ぬぐいです。舞妓さんの白い肌と、紅葉の季節が描かれた情景がとてもマッチしていると思います♡
日本の心が映し出されている和柄手ぬぐい。
日本の侍が描かれた和柄手ぬぐいです。日本の武士道が使用者に伝わってきそうな和柄手ぬぐいですよね♪ 格好良さ抜群だと思います♡
夜桜が描かれた和柄手ぬぐい。
群青色の夜空に、月と桜が描かれており、とても雰囲気の良い和柄手ぬぐいですよね。花見に行かずとも、花見に行った気分が味わえてしまう、素敵な手ぬぐいだと思います♪
お金持ちになれそうな和柄手ぬぐい。
左手を上げた猫と、打ち出の小づちが描かれた和柄手ぬぐいです。どちらもお金に関して縁起の良い物ですので、宝くじに当たったりしそうですよね♪
なまず!? 思わず二度見してしまいそうな和柄手ぬぐい。
和柄手ぬぐいとしては、少しコミカルな仕上がりになっていると思います。なまずが手ぬぐいのど真ん中にどーんと描かれているのは、圧巻ですね(笑)
二匹の鯉が描かれた和柄手ぬぐい。
黒い池に白い波が表現された背景に、真鯉が二匹描かれていますね。この鯉は夫婦の鯉らしいので、夫婦や恋人同士でお揃いの手ぬぐいを使う、というのもオツだと思いますよ♡
暑い夏に涼し気な柄の和柄手ぬぐい。
団扇は、日本伝統の道具ですよね♪ 柄も色々な柄で、カラフルなものが多いですので、手ぬぐい同様、団扇を使う人も多いのではないかと思います。暑い夏に、団扇と手ぬぐいの両刀遣いというのも良さそうです♡
曼珠沙華が描かれた和柄手ぬぐい。
曼珠沙華という言葉は、少し聞き慣れない方もいらっしゃるかとは思いますが、ヒガンバナのことです。ヒガンバナは、暑さ寒さも彼岸まで、という言葉があるように彼岸に咲く花として知られています。彼岸の日が来るまでに、このヒガンバナの絵柄が入った和柄手ぬぐいを使って、季節感を楽しみたいものです。
富士の絶景が描かれた和柄手ぬぐい。
富士は日本一の山ですね。その富士山の絶景が描かれている手ぬぐいは綺麗で、お洒落感もあり素敵ですね♪ よく見れば鳥や植物も描かれています。
うさぎとススキが描かれた和柄手ぬぐい。
ススキとうさぎといえば、昔話でガマの穂綿にくるまったうさぎを思い出しますね。白くて可愛らしいうさぎが描かれていますので、可愛いものが大好きな方に向いていますね!和柄手ぬぐいとして使うのがはばかられてしまいそうです(笑)
紅葉が綺麗な和風柄手ぬぐい。
紅葉は、その字の如く紅い葉っぱと書きますね。赤い生地に白い紅葉柄という何とも雰囲気の良い和柄手ぬぐいですよね♪ 秋という季節を上手く表現した手ぬぐいだと思います♡
和柄手ぬぐいの中で泳ぐ金魚。
まるで、金魚鉢の中を覗いているかのように透明感のある金魚が泳いでいますね。可愛くて、綺麗な金魚を飼いたいと思っている方は、手ぬぐいの購入から始めてみてはいかがでしょうか?
和柄と手ぬぐいは、昔から相性が良いものですので、着物を着ている方だけでなく、日常でのお洒落コーデをしている方にも使用することができます。
いつものコーデが変わり映えないなと感じたら、手ぬぐいを頭に巻いたりするのも良いと思います。
また、コーデだけでなくとも、皆様の生活が和柄手ぬぐいを使うことで、楽しいものになりますよう祈っております♡
この記事に関する記事
最近アクセス数の多い人気の記事
Copyright© 運営事務局