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『着物』と『浴衣』の違いから、その種類まで大公開します!

着物と浴衣は、日本人には馴染みのものとなっていますよね。ですが、その違いは?と聞かれると、正確に答えられる人は少ないのではないかなと思います。今回は着物と浴衣の違いから、そのデザインの種類までまとめてみますので、少しの間お付き合いの程よろしくお願いいたします☆

着物と浴衣の違い。~その①~

まず、着物と浴衣の違いで一番に着目すべき点は『下に何かを着るかどうか』ということです。
実は、浴衣は下着だけなのに対し、着物は長襦袢(ながじゅばん)というものを必ず着るのです。
ここで思い出して欲しいのが、旅館などに宿泊した時のことです。
温泉に入った後に、浴衣を着る時は何も下に付けずに着ますよね。
対する着物は、専用の下着のようなものを着なければなりません。
着物の下には長襦袢。浴衣の下には何もつけない。そういった違いがあるのです。

白い長襦袢。

長襦袢は、白い生地のものが大半ですが、赤や青などもあります。また、柄ものも存在します。着物を着るために、別のものを着ないといけないなんて一苦労ですね><;

ながじゅばん……。言いにくい言葉です(笑) 襦袢(じゅばん)の語源は、ポルトガル語の『ジバン』もしくは、古語の『ジュバン』がなまって変わった言葉ともいわれています。16世紀頃から、短い襦袢、半襦袢(腰辺りまでのもの)、長襦袢と作られていったそうです。

着物と浴衣の違い。~その②~

次に、着物と浴衣の違いで着目すべき点は、『着用する場面』です。
浴衣は祭り事など色々な場面で着用できるのに対し、着物はお正月や成人式などでしか着用できませんよね。
着用する場面が想像できない方は、カジュアル=浴衣、フォーマル=着物という捉え方をするとわかりやすいかと思います。
着物と浴衣には、何の違いも見受けられないように見えて、こんな大きな違いがあったのですね。

祭り事がある時の浴衣姿。

祭りがある時には浴衣ですが、パッと見では着物と浴衣の違いは区別できません。祭りに着て来ているのは、浴衣なんだなと覚えていただければと思います。

成人式の着物姿。

画像を見ていただければわかると思いますが、しっかりした着付けをしています。着物を着るのは、成人式やお見合いなど、『重要な場面で着る』というのが鉄則です。

着物と浴衣の違い。~その③~

最後に、着物と浴衣の違いで着目すべき点は『素材』です。
浴衣は木綿主体で作られているのに対し、着物は木綿やウール、化学繊維、絹など様々なもので作られています。
ですので、浴衣は比較的安く購入できるのに、着物はお値段が少々張るということもザラですね。
浴衣と着物の素材にも大きな違いがある、またお値段にも大きな違いがある、ということを頭の片隅にでも置いておいてくださると嬉しいです。

浴衣の生地。

浴衣の素材は先程述べましたように木綿のものがほとんどです。画像の浴衣生地の素材は綿100%のすだれ織りとなっています。とても通気性が良さそうですね♪ 木綿と他の素材との違いは、すぐにわかるかと思いますが、木綿はとても柔らかく手触りが良いです☆

着物の端切れの切り売り。

絹100%の素材で、50cm単位で切り売りされています。着物としても使用できますし、その他の用途にも使えますね♡ 着物の素材は、絹以外にも様々なものがあります。ウールなどは、毛織物なので手触りですぐに違いがわかっていただけると思うのですが、化学繊維は昔と比べると織物としての精度が上がってきているため、手触りでは違いがわかりません。素材の違いを知るためには、付いているラベルを見るか、店員さんに聞いてみるのが一番の近道かもしれませんね。

浴衣のデザインの種類はとっても豊富。

浴衣を着て、涼し気な装いを……♡

浴衣を着ると、普通のお洋服よりも涼し気なイメージがあります。画像の浴衣は、少しモダンチックな雰囲気がありますが、それでいてどこかノスタルジックさを感じさせる浴衣だと思います♪♪

ひまわりの浴衣。

オレンジ系統でまとめられたひまわりの柄がプリティですね♡ 夏には浴衣、というイメージがあるほど浴衣は夏に着用する方が多いです。夏に咲く花といえばひまわりですので、季節ものの柄といえるでしょう♪

紫の花が描かれた浴衣。

綺麗な紫の花が描かれていますね。大きい花だけではなく、小さな花も細かに描かれていますので、繊細さを感じる浴衣ですよね♡

夏に浴衣を着て、お祭りに出掛けよう♪

夏には、花火大会などの催し事がたくさんありますよね。日本人はお祭り事が好きと聞きますが、あながち間違ってはいないのではないのかなと思います。イベントがある日は、普通のお洋服ではなくて浴衣を着ると、気分が高まるのでお勧めです♡

赤い薔薇がたくさん描かれた浴衣。

薔薇に棘あり、ということわざがあるように、薔薇はとても美しいものとして扱われていますよね。そんな薔薇の柄が入った浴衣は、美しい以外の形容詞が見つかりません。

紫のアジサイが描かれた浴衣。

紫色のアジサイが描かれた浴衣ですので、5~6月の梅雨の多い時期が想像されますね。浴衣は夏の装いという感じですが、浴衣に着てはいけない季節というのはありませんので、季節を先取りという感じで5~6月に着てみるのも良さそうです♪

黒い蝶々と赤い花の浴衣。

白い生地に黒い蝶々と赤い花が描かれていますね。まるで浮世離れしたような幻想的な柄が美麗ですね♡ 浴衣は着物よりしょぼいものだと勘違いされている方もいらっしゃるかもしれませんが、この画像を見てくだされば、その勘違いも無くなるのではないでしょうか。

浴衣で全身コーディネート♡

浴衣は上も下もくっついたものがほとんどですので、楽にコーディネートできますね♪ 中には、セパレートと言って、上下分かれているものも存在しますが、上下セットですので、コーデに迷う必要はありませんね!

有名人が着用している浴衣。

紫とピンクが入り混じった柄の浴衣を着ているのは、ご存知、トリンドル玲奈さんですね。優しい微笑みが可愛いです♡ この笑顔を見ていると、着物と浴衣の違いなんてどうでも良くなってしまいそうです(笑)

たくさんの種類のデザインがある着物を着こなそう♪

白い生地にオレンジ系の柄が綺麗な着物。

着物の生地には、白地にオレンジ系の花柄が入っており、とても綺麗ですね♡ 白い色は清潔そうなイメージがありますが、暖色系の柄と相まって、格調高くも感じます♪

赤系の着物。

赤系の着物には、女性らしいイメージが詰まっていますよね。赤や青の蝶々が、花々の間を飛び回っている様子が描かれた素敵な着物だと思います♡

黒と白の生地に黄色系の花柄模様の着物。

黒色と白色の生地に、花柄模様がいっぱい描かれていますね。黒色と白色は補色、黒色と黄色は警告色なので、自然と視線を引き付ける着物となっています♪

黒地に大輪の花々が描かれた着物。

大輪の花というと、夜空に打ち上がる花火を連想してしまいますが、こちらの画像の着物に描かれている大輪の花は、本当の花です♪ 背景が黒ですので、夜に咲く花々、といったイメージでしょうか。

ホワイトブルーの生地にピンク色の柄がよく映える着物。

ホワイトブルーを背景に、ピンクのボタニカル柄がくっきりと目に飛び込んできますね♪ ピンク色は、緊張を和らげたり、愛らしさを感じさせる色ですので、積極的に着用したい着物ですよね♡

有名人の着物姿。

堀北真希さんといえば、今や知らない人は居ないほど、女優としてもタレントとしても知名度が高い方ですよね♡ そんな堀北真希さんの着物姿は可愛くて美しいです♪

着物と浴衣の違いまとめ☆

今回の着物と浴衣の違い、及びその種類のまとめ記事は、これにて終了です。
楽しんでいただけましたでしょうか?

今回の記事のおさらいをしますと、
①着物と浴衣には『下に何かを着るかどうか』という違いがある。
②着物と浴衣には『着用する場面が違う』という違いがある。
③着物と浴衣には『使用する素材が違う』という違いがある。
でしたね。
着物と浴衣の違い、覚えていただけましたか?(*´▽`*)

私達日本人は、着物と浴衣という伝統的な服に、密接に係わってきました。
それは、これから先の未来も変わることはないでしょう。
今回のまとめ記事を通して、着物や浴衣の魅力が皆様に伝わったのでしたら幸いに思います。
着物と浴衣の違いを、知らないお友達などに教えて、着物と浴衣の話に花を咲かす、というのも楽しい過ごし方になるかもしれません。
はたまた、家族と団欒中に着物と浴衣の違いを教えてあげるのも、面白いかもしれませんね。
自分なりの『楽しい』を着物と浴衣で見つけていってください(*^▽^*)ノ

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