コルセットの作り方とその歴史的背景｜※無料ダウンロード型紙あり

プリンセスのようなイメージもあって、なんだか憧れてしまうコルセット。

女性なら、一度は身に着けてみたいアイテムなのではないでしょうか？

しかし、現代では普段の生活で付ける習慣はありませんし、
手に入れるのは難しいですよね。

それなら、自分で作ってみてはいかがでしょう？
今回はそんなコルセットの作り方をご紹介します。

コルセットといえば、召使さんが、貴族の女性に、
着せている光景を連想される方も多いのでは？

むりやりキツく締めているシーンは、
ヨーロッパを題材にした映画でも時々見かけますよね。

ヒモの結び方

コルセットのヒモの結び方は、このような感じでした。

結構、複雑な上に、
結び目が背中側にあるので、自分では結べませんよね。

19世紀後半～20世紀初頭

この頃は、前身頃にホックがあるタイプが普及し、
自分でも着られるようになりました。

そのため、召使いさんがいない一般の女性も、
コルセットを着用していました。

1940年代

こちらは、前にヒモがあり、ウエストまでのタイプです。
戦時中でも、女性はコルセットを着用して、
オシャレを忘れなかったという、一コマです。

1950年代

こちらは、かなり現代の補正下着に近い形になっています。
新しい素材が開発されて、着心地が良くなったコルセットです。

18世紀に、実際に使われていたコルセットは、こんな形でした。

着てみたいですが、正直言って、苦しそうですよね。
それに、どこに売っているのー？なんて声も聞こえてきそうです。

それでは、作り方をご紹介していきますね。

ダインロードできるコルセットの型紙は、こちらになります。
PDFファイルなので、あなたのお家にあるプリンターで印刷すれば、
貼り合わせて、そのまま使用することができます。

作り方の説明に使用するコルセットは、こちらの形になります。
プレーンな形なので、基本の作り方をマスターできます。

用意するもの

コルセットの作り方をご紹介する前に。

・メインになる生地　（強い生地か、ストレッチ性のあるもの）
・糸
・飾り縫い用の糸
・ボーン
・リボン（後ろで締める用）
・バイヤステープ
・マスキングテープ
・ペンチ
・ハトメ

コルセット作り方①

型紙をメインになる生地に、ピンで留めて、
きれいに裁断してください。（それぞれ２枚ずつ）

コルセット作り方②

①で裁断したパーツを縫い合わせていきます。
あとで、ボーンを入れるためのバイヤステープを縫い付けるので、
縫い代はアイロンをかけて、割ります。

コルセット作り方③

②の縫い代にそれぞれ、ボーンを入れるためのバイヤステープを縫いとめていきます。
縫い目が表側から見えるので、きれいに縫ってください。

コルセット作り方④

上下の端を処理したら、
リボンを通す用のハトメを打ちます。
金槌でトントンして打つので、夜間に作業するのは控えましょう。

現代ではあまり着られることのなくなったコルセットですが、
せっかく作り方がわかったので、着てお出かけしてみたいでよね。

そこで、着こなし例をいくつかご紹介していきます。

コルセットを使った着こなし①

ショートパンツをドクターマーチンのブーツに合わせて、パンクな感じに。
ストールの使い方が、いやらしくなりすぎるのと、パンクになりすぎるのを防いでいます。

コルセットを使った着こなし②

ピンクのタイトスカートに、真っ白なカーデを羽織って、
コルセットを品よく着こなしています。

コルセットを使った着こなし③

コルセットスカートに、ガーター着きのトップスをモードに着こなしています。
セクシー系アイテム同士なのに、いやらしくないですね。

コルセットを使った着こなし④

コルセットスカートに、白のノーカラージャケットとスニーカーで、さわやかです。
ギンガムチェックのヘアーバンドがポイントになっていますね。