着物は何の生地で出来ている？着物の生地について調べました。

女性なら成人式など一生に一度は着る機会がありそうな着物といえば、振袖ですね。振袖の着物は、ほとんどの場合正絹で出来ています。

着物の中に着る襦袢という着物も、生地は、生絹で出来ているものが多いです。振袖用の襦袢は、振袖と同じように袖も長くなっています。

着物と生地と同じように、帯の生地も生絹を使用しているものが多いです。生絹は、ポリエステルなどと比べると、帯の締まりがよく、着崩れしにくいというメリットがあるです。

既婚女性の第一礼装の着物である留袖も、着物の生地は、生絹で出来ている事が多いようです。通年用の袷（あわせ）着物も、夏用の単衣（ひとえ）着物も生絹で作られます。

結婚式やパーティのお呼ばれに着る機会の多い着物の、訪問着も、生地は生絹で出来ている事が多いようです。肩や袖にも柄がある艶やかな着物が訪問着です。

小紋というおしゃれ着に当たる着物にも、生絹は使われています。総柄な着物で、洋服にするとワンピースのようなちょっとしたおしゃれ着に当たります。

ポリエステル生地を使った色無地の着物です。お茶会やお出かけ、後ろに家紋をつけて、入学式や卒業式などに使える着物です。生絹の代わりに使われることの多いポリエステルは、滑りがよく軽い事が特長と言えます。

ポリエステル生地の着物は、軽いので、子供用の七五三用の着物などにも多く使われています。生絹よりも軽くて動きやすく、汚しても、生絹よりも洗濯しやすいので重宝します。

ポリエステル生地の着物は、洗える着物として売られているものも多数あります。なかなか洗濯が難しい着物を家でも洗えるのはポリエステル生地の着物の利点ですね。

ポリエステルの生地は、着物の下に着る襦袢にも使われることが多いです。着物はなかなか洗えないけれど、襦袢ぐらいは洗いたいなんて時にもポリエステルだと洗濯機でも洗う事が出来ます。

ポリエステル生地と言っても、ピンからキリまであるので、高級なポリエステル生地を使った着物などは、なかなかの価格もします。上質なポリエステル生地だと生絹にも見劣りしません。

ウール生地の着物は主に普段着として着る事が多いようです。ウールの生地自体が厚めなので、単衣で作られているものが多いようですが、単衣からと言って夏用というわけではないようです。

ウールと言えばコート。洋服でもコートとして使われることの多い生地です。着物のコートとしてもウール生地は使われます。

着物の上に着る羽織にもウールは使われることの多い生地です。旅館なんかの羽織もウールの生地が使われていることがあります。

木綿の生地の着物は、普段着として着る着物です。洗濯しやすい生地なので、普段の家事をするときに着ていても大丈夫です。

綿の生地で出来ている着物は、洋服のような感覚で楽しめるので、柄も洋服よりも物も多く販売されています。特別な日だけでなく日ごろから着物に親しむことのできる着物ですね。

現代の一番身近な着物と言えば、夏の風物詩の浴衣ではないでしょうか。浴衣も綿で出来ています。涼し気なカラーを選んだり、古典柄を選んだりと楽しめます。

浴衣を着物のように襦袢や、帯揚げ、帯締めなどを使って着こなす事も粋な着こなしの一つですね。綿の生地の着物なら、普段着として着やすいですね。

メンズの着物も、浴衣は綿素材です。夏祭りにはパートナーと一緒に浴衣でお出かけするのも楽しそうです。綿は男女問わず着やすい生地ですね。

キッズに大人気の着物とドレスをドッキングさせた浴衣ドレスも綿の生地で出来た着物の一つです。レースなどをふんだんにあしらってかわいらしい着物になっています。