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    大人の女性なら知っていて当然!失敗しない礼服マナー&選び方まとめ

    年を重ねると頻繁に登場するのが「礼服」。たまにしか着ないからよく知らない、これ1枚あればなんとかなる、なんて思っていませんか?それではまだあなたは大人の女性とは言えません。いつなにがあっても臨機応変に対応できるのが大人の女性。礼服マナーと選び方をご紹介します!

    「礼服」とは?

    礼服(れいふく)とは、冠婚葬祭など社会生活において威儀を正し、あるいは敬意を表する場合に着用する衣服のこと。フォーマルウェアともいいます。

    礼服の着装状態を正装や礼装といい、
    それぞれの格式によって、正礼装、
    準礼装、略礼装、平服と区別します。

    冠婚葬祭は、毎日のようにあるものでは
    ありませんので、知らないことばかりという
    人は多いと思います。

    知らないからいいや、なんとかなるなんて
    思っていても礼服には通用しません。

    そこは大人の女性!
    礼服における知識を豊富にして何があって
    も対応できる女性になってほしいのです。

    いざ、というときの行いが日頃のあなたが
    出るのです。

    知識豊富で柔軟な対応ができるのが大人の女性。あなたもそうあってほしいと思うので、女性の礼服についてご紹介していきます!

    女性の礼服とマナー

    女性の礼服について、4つの種類に分けてお話しします。

    正礼装

    宮廷の最上級正装のこと。
    威厳をそえるために用いた豪華な装飾用の表着、通常長いトレーンがあり、身分の高いほど長いトレーンを用いました。戦前の日本では女子大礼服とされ、フランス語より「マント・ド・クール」と呼ばれていました。

    夜間用

    ■イブニングドレス

    男性の燕尾服に相当するもの。
    明治時代に宮中における女性の中礼服とされていたもの。

    今だと結婚式などが夜にある場合に、
    イブニングドレスを着ます。

    昼間用

    ■アフタヌーンドレス

    男性のモーニングコートからダークスーツに相当します。

    今は昼間行われるパーティーなどの場合に
    着られています。
    夜間ではないので、女性は肌を露出するのは
    控えます。

    留袖

    黒留袖は、既婚者の正礼装とされますが、
    宮中では黒を忌むので、色留袖が望ましいと
    される場合があるようです。

    既婚女性の場合で着物を着るなら、留袖を
    着て結婚式に出席します。

    振袖

    未婚者の正礼装として使用されています。

    成人式や未婚女性が着物を着る場合に
    振袖を着ます。
    華やかな色や柄を選ぶと写真も映えます。

    準礼装

    夜間用

    ■ディナードレス

    プライベートな晩餐会(ディナー)用のドレスの
    ことをいいます。
    襟ぐりが小さく、袖つきで、スカートも大げさで
    なく長め。本式のイブニングドレスの豪華さに
    比べると、くつろいだ雰囲気を持ったものです。

    今では、女性が結婚式に着ていくワンピースが
    このタイプと似ています。

    夜間用

    ■カクテルドレス

    カクテルパーティーや夕方のフォーマルな
    集いに着るドレスのことです。
    アフタヌーンドレスとイブニングドレスの中間
    にあたるもので、丈の短いイブニングドレスの
    呼称。

    なかなか着る機会がない女性は、着ることが
    ないドレスかもしれません。

    カクテルドレスの形態は、婦人服の流行により、ドレッシーであったり、スポーティーであったりします。
    本式のイブニングドレスの豪華さに比べると、粋さ、シックさが求められるようです。

    昼間用

    ■セミアフタヌーンドレス

    丈の短いアフタヌーンドレスのことをいいます。

    今だと、女性が結婚式の二次会やラフなパーティーなどに着ていくワンピースがこのタイプと似ています。

    レディーススーツ

    1着は持っているであろうレディーススーツも
    準礼装の1つです。

    レディーススーツは、女性用のビジネスウェア
    として着られています。

    訪問着

    なかなか着物が好きな女性でないと持って
    いないかもしれないのが訪問着。

    例えば、子供の卒業式や七五三で着る着物
    として、お茶会や、カジュアルなパーティー、
    生け花や書道教室など、留袖や振袖以上に
    意外に活躍する機会は多いようです。

    付け下げ

    付け下げとは、女性用の和服で、訪問着を
    簡略化した染めの着物のことをいいます。

    訪問着との大きな違いは、柄の大きさや
    縫い目での繋がりの他、八掛(裾回し)が
    表地と同じもの(共裾)ではなく、表との配色
    が良い別生地を用いている点。

    一般的な付け下げは、儀式ではないパーティーなどで着用されることが多いようです。

    色無地紋付

    色無地紋付は、単色で柄や模様がなく、
    家紋の入った着物のことをいいます。

    親族や身内の結婚式で女性が着ることが
    多いようです。

    江戸小紋

    全体に細かい模様が入っていることが名称の
    由来です。
    訪問着、付け下げ等が肩の方が上になるよう
    に模様付けされているのに対し、小紋は上下
    の方向に関係なく模様が入っています。

    礼装、正装としての着用は出来ませんが、
    帯を変えると着物の雰囲気が変わりますので、
    大人の女性が着こなせそうです。

    略礼装

    リトル・ブラック・ドレス

    リトル・ブラック・ドレスは、黒一色で装飾の
    少ないドレス(主にワンピース)のことをいい
    ます。

    祖母から母へ、母から娘へと代々受け継が
    れることも多いようです。
    女性ならではの伝承ですね。

    1926年、喪服として受け入れられていた黒一色のドレスをファッションブランドシャネルがモードの洋装として発表して以降、フォーマルからパーティー、ビジネス、お洒落着と使いまわしの融通の良さ、また女性の魅力を引き立たせる事から欧米では女性の必需品とされているようです。

    平服

    平服とは、「正礼装を用いない」という意味です。
    実際の服装規定は非常に曖昧で式によりますので、確認が必要ですが、準礼装で出席すれば間違いはありません。

    袖があり、スカート丈が短すぎないもので
    あれば問題ないです。
    いざ、礼服に困らないためにも、形の綺麗な
    ブラウスや、スカートを数枚持っておくといいですね!

    女性の礼服-結婚式について

    礼服は最も格式の高い第一礼装(正礼装)とやや簡略化した準礼装、略礼装(平服)に分けられることを
    お話ししてきました。

    招待状にドレスコードの指定があるときはそれに従いますが、特に指定がない場合は、立場や披露宴の
    行われる時間帯などで礼装を選びましょう。

    ■親族・仲人・媒酌人
    親族・仲人・媒酌人は正礼装の新郎新婦と格を合わせるのが基本です。
    主賓・来賓は正礼装や準礼装を着用します。

    ■友人など一般招待客
    “新婦より控え目に”が基本です。洋装・和装共に準礼装や略礼装でOKです。
    男性は洋装にするのが一般的です。

    ■親族・仲人・媒酌人

    親族・仲人・媒酌人は正礼装の新郎新婦と
    格を合わせるのが基本です。
    主賓・来賓は正礼装や準礼装を着用します。

    結婚式の写真をよく見てみると、礼服の参考
    になりますよ。

    ■友人など一般招待客

    女性は、"新婦より控え目に"が基本です。
    洋装・和装共に準礼装や略礼装でOK。

    あまり地味すぎても、派手すぎてもだめです
    ので、礼服としてふさわしい服装を考えて
    みて下さい。

    女性の礼服―喪服について

    「礼服」と聞くと、喪服を連想する方も多いですよね。
    喪服は、結婚式の礼服と違って、事前に場所や日時が知らされるものではありません。
    突然の訃報を聞いて駆けつけるものですが、きちんとマナーを守って出席したいものです。

    喪服の選び方

    最近ではおしゃれデザインの喪服が多いので、好みに合わせて選ぶことができます。

    喪服のしきたりは地方や地域によって習慣が異なる場合がありますが、一般的な女性の礼服の知識として参考にしてみて下さいね!

    スカート丈

    女性の礼服、喪服で一番気をつけたいのは
    スカートの丈です。
    お悔やみの席で膝が見える丈はマナー違反に
    なってしまいます。
    膝が隠れていれば大丈夫ですが、ぎりぎりの
    丈だと座った時に見えてしまう場合があるの
    で、少し長さに余裕を持たせておくのが◎

    シルエット

    葬儀の席では座ったり立ったりと動きが多い
    ので、タイトなものより少し広がったフレア
    タイプの礼服の方が動きやすいです。

    スリットは深すぎなければ、入っていても大丈夫です。

    パンツでもOK?

    女性はパンツよりスカートのほうが格が高いと
    されていますが、略式服としてなら構いません
    し、身内だけでの葬儀の場合、高齢の方は
    パンツスタイルでいらっしゃる方も多くみられます。

    あまりスリムなデザインではないもの、ビジネス
    っぽくない礼服を選ぶと◎

    喪服は10年はそうそう買い換えるものではないので10年は着るものと考えて選ぶといいでしょう。
    今似合っているとしても10年後の自分が着たときに少し軽すぎる印象にならないかを考えて買うことが大切です。

    喪服は流行に左右されるものではないと言い
    ますが、できれば礼服でも好みのデザインを
    取り入れたいと思うのが女性の本心だと思います。
    まずは落ち着きや品の良さを大事にするといいでしょう。

    年齢によっても似合うデザインは変わりますが、これなら長く着られる礼服を見極めて選んで下さいね!

    まとめ

    女性の失敗しない礼服マナー&選び方についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?

    事前に招待状などが届く結婚式での礼服も、
    訃報の知らせで突然駆けつける礼服の場合
    も、あたふたせずに大人の女性の対応をしていただければと思います^^

    目指すは、知識豊富な大人な女性♡

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