2016/12/09
TBS.UK
リネン素材の服ってよく見かけますよね。私たちの生活に密着している繊維ですが、リネンは他の繊維と、具体的にどこが違うのでしょうか。実はリネンは、夏にぴったりな繊維なのです。今回はリネン素材の魅力を伝えると共に、リネン服のお手入れ方法などもご紹介します!
リネンは麻の一種で、中央アジアを原産としています。
茎の繊維をばらして編み込んだもので、柔らかく丈夫な生地として人気です。
リネンは私たちの生活の中でよく見かけます。
洋服はもちろん、カーテン、シーツ、タオルなどの生地もリネンのものがとても多いです。
ふわりとした質感のリネンの洋服は、ナチュラルコーデに重宝されています。
一年を通して人気の高いリネン服ですが、特に夏におすすめです。
なぜリネンの服は夏におすすめなのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。
リネンはコットンやシルクに比べて吸水性が良く、また発散性にも優れています。
タオルやシーツによく使われるのもこのためです。
水辺のイベントも増えるこれからの季節。
汗を吸収してくれて、乾きやすいリネン素材の服は、夏にぴったりというわけです。
リネンは「熱伝導性」が高いといわれています。
熱伝導性とは、熱の伝わりやすさのことで、熱伝導性が高い素材ほど冷たく感じやすいとされています。
コットンに比べて熱伝導性が高いリネン素材の服は、ひんやりとしているのが特徴。
夏の暑さから体を守り、癒してくれます。
薄着になる夏は、洋服の肌ざわりがより気になる季節。
リネンは肌ざわりがソフトなので、チクチクする心配がありません。
また、リネンは防カビ性にも優れていて、雑菌の繁殖を抑えてくれます。
汗をかきやすい夏でも、汗で雑菌が増える・・・なんていう不安もありません。
なにかと優れたリネンは、夏の洋服にぴったりな素材ですね。
リネンは、ナチュラルテイストの洋服によく使われています。
一着持っていると便利な、かわいいリネンの洋服を見てみましょう!
白シャツ
一着は持っておきたい、オーソドックスなリネンシャツ。
リネン服は肌ざわりが良くて丈夫なので、長く着ることができます。
ダンガリーシャツ
リネンのダンガリーシャツは適度にシワがありつつ清潔感があります。
カジュアルなコーディネートに使えるリネン服です。
ワンピース
ふわりとしたシルエットが魅力のリネンのワンピース。
一枚でさらりと着ても良し、デニムやレギンスに合わせても良し。
コーディネートの幅が広がるリネン服です。
ワイドパンツ
今季持っておきたいリネンのボトムスは、ワイドパンツです。
風通しが良く、カジュアルなサンダルによく合います。
お気に入りのリネン服を見つけたら、なるべく長く大切に着たいですよね。
自宅でのリネン服のお手入れ方法はどういったものでしょうか?
リネン服を洗濯機で洗う時は、裏返しにした状態でネットに入れて洗いましょう。
摩擦による毛羽立ちを予防できます。
また、洗濯機で洗うとどうしても色落ちしてしまうので、極力色落ちを避けたい時は、リネン服を手洗いするのがおすすめです。
その時はゴシゴシ洗うのではなく、優しくもみ洗いしましょう。
リネン服の適度なシワは魅力のひとつですが、シワシワ状態は避けたいですよね。
リネン服のシワを防ぐ方法として、脱水せずに干すというものがあります。
脱水の時にシワがついてしまうので、水が滴る状態のまま干します。
そうすると、水の重さで服の生地が伸びて、シワをつくらずに乾かすことができます。
もしくは脱水後、シワをパンパンと伸ばし、ハンドプレスしてから干すのも効果があります。
脱水でできたシワを、服が乾く前にいかに伸ばすかがポイントなのですね。
服をぱりっと着たい時はアイロンしますよね。
リネン服をアイロンする時に、霧吹きで生地を少し湿らせてからアイロンがけすると、しっかりシワがとれます。
また、アイロンをリネン服に直接あてると、生地がテカテカになってしまいます。
あて布をすることも忘れずに!
リネン服のお手入れ方法を覚えておくと、他の素材の洋服のお手入れにも応用できることもあります。
正しいお手入れをして、長く大切に着ましょう!
リネンは、これからの暑くなる季節にぜひおすすめしたい素材です。
素材としても優秀ながら、リネンの洋服はかわいらしいデザインのものばかり。
リネンの洋服は夏に向けて続々と発売されています。
お気に入りのリネン服を見つけて、ナチュラルコーデを楽しみましょう!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
最近アクセス数の多い人気の記事
Copyright© 運営事務局