着なくなったトレーナーをもう一度!リメイクして蘇らせましょう!
2016/11/05
bunnywork
大切にしている思い出の帯、ほとんど着なかったり劣化が気になるなどで箪笥に眠っていませんか?帯は高価な生地でできています、眠ったままではもったいない!リメイクして素敵なファブリックに蘇(よみがえ)らせましょう。リメイク作品の一例をご紹介します。
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着物を着る機会がなくなり、帯も箪笥に眠ってしまっています。最近では、きれいで豪華な柄の多い帯をファブリックにリメイクして長く愛用したり、装飾品などにリメイクする傾向があります。
結婚式用に仕立てた帯をリメイクして雛人形にする業者などもあります。リメイクの費用は¥50,000前後から、打ち合わせをしながら仕上げていきます。
ずっと昔から帯のリメイクはされてきました。例えばお出掛け用にしていた帯を、普段着用にリメイク。お下がりの帯を自分に合うサイズにするためにリメイクすることは珍しいことではありませんでした。
帯のリメイクのご紹介の前に、帯の種類について概要をご覧いただきます。帯の種類によって長さや形、使用範囲が決まっています。
帯には丸帯、袋帯、名古屋帯、半幅帯といった種類があります。その種類によって着る着物も決まってきます。格というのですが、レベルの違う着物と帯を合わせるのはご法度なのです。
丸帯は一枚に織られた帯布を、輪にして折り縫い合わせて作られたものです。今では丸帯専用の織り機が残っておらず、希少価値のある帯です。両面同じ柄の帯になっています。
袋帯には、全通柄(ぜんつうがら)と六通柄(ろくつうがら)といった柄の配置による種類があります。袋帯は最も格が高い第一礼装の留袖、振袖、付け下げまでの帯です。
普段着では付けない袋帯は、出番は少なく着用のくたびれも少ない比較的保存状態のいいものが多い帯です。かつては普段使いたい場合、古くなった袋帯を帯が締めやすい名古屋帯にリメイクする人も多くいました。
名古屋帯は、小紋や紬など普段着に付ける帯です。名古屋帯から、さらに着付けやすい胴の部分と御太鼓を作っておく作り帯にしたり、汚れや傷みの部分が多い時は半幅帯にしたりリメイクして使いやすいように工夫していました。
着物自体を着る機会が少なくなっている現代。帯も眠ったままではありませんか?身近で普段使えるものにリメイクして帯を生き返らせてはいかがでしょう。
博多帯をガマ口バックにリメイク。シンプルな柄の帯をリメイクするとカジュアルな着物だけでなく、洋服で御出掛の時もコーディネートできるバックになります。
豪華な日本刺繍の施された帯からリメイクしたバック。畏まった席にサブバックとしても、普段のお出かけ用としても重宝します。
袋帯からテーブルランナーと、数寄屋袋(すきやぶくろ)やバッグにリメイク。袋帯は柄の部分が2m近くあり、大物リメイクしても十分余裕があります。
テーブルランナーとランチョンマット、ティ―マットなど帯の柄を生かしてリメイクすると食卓が豪華になります。
着物の帯で作ったクッション
帯のバリエーションによって、リメイクした雰囲気も違うクッションをご紹介しています。インテリアに合わせた帯を選んで楽しめます。
クッションの場合、幅のサイズが40センチ以上の物は脇に別布を当ててリメイクします。帯の幅に合わせて作ると30センチ角以下になります。
ご自分で帯をクッションカバーにリメイクする時のポイントはサイズです。使う帯によってサイズや個数が違いますので、作る前にお確かめください。
帯を木材パネルに張ってリメイクしたファブリックパネル。お裁縫は苦手な方にもお勧めです。お部屋がハイセンスで優雅になります。
リメイク以外にもお裁縫全般の教室があります。和装コースや洋装コースといったコース選択してしまうと、中々他のコースに転向が難しいシステムの教室も多くありますが、気軽に対応してくれる教室もあります。
ミシンカフェ&ラウンジnicoではフリーソーイングスクールが開催されています。帯のリメイクの依頼も応じてくれます。スクールでは洋服、BAG、小物、リメイク、なんでも対応可能です。
ミシンカフェ&ラウンジnico
TEL:03-6279-6987
住所:世田谷区上祖師谷7-19-16
定休日:月曜日
お茶のお稽古ではよく布でできた小物が登場します。伝統の茶道でも、道具を大切に扱う精神が息づいています。茶道というと肩苦しいですが、小物の使い方は普段と変わりないようなものがたくさんあります。
お茶の道具、古袱紗(こぶくさ)はお客様にお茶を出す時に使われます。帯の柄で名物裂(めいぶつぎれ)の文様だったらお茶会などのお茶の道具に使えます。
お茶会では格を重んじるため、名物裂でないと相応しくないと言われます。ですがお稽古などに使うなら問題ありません。お気に入りの帯をリメイクしてお稽古してみませんか?
お茶会やお茶のお稽古の必需品の数寄屋袋。小物のリメイクから挑戦してみてはいかがでしょう。ミシンがなくても手縫いの直線縫いで仕上がります。
数寄屋袋はお茶席に必要な小物を入れて持ち歩くもの、クラッチバックと同じです。
Ameriのクラッチバッグ/主婦と生活社
動画では普通の布を使っています。帯の素材を使うと、表布、裏布はそのままクラッチバックの裏表の材料として使用できます。
生菓子を頂く時に使う菓子切りも、お茶の席の必需品です。菓子切りの入れ物も少量の帯布があればリメイクできます。数寄屋袋と同じ柄で統一するとおしゃれです。
お茶のお稽古用の品物以外でも、応用して小物類を作れます。慶弔用に使う袱紗(ふくさ)はたたみ方が難しかったり、出す時もたついたりします。帯をリメイクした金封入れ持参で、身のこなしも優雅に振る舞いましょう。
大切な思い出の帯、自分でリメイクするのは心配。それなら、帯の状態を確認して見積もりや相談に乗ってくれるリメイクのプロもたくさんいます。
豪華な日本刺繍の袋帯を使って、クッションカバーにリメイクしましょう。肌になじむ張りのある布はクッションカバーに向いています。
帯や着物のリメイクでクッションを製作する場合、
お勧めのサイズは30センチ角、もしくは40センチ角です。
30センチ角ですと帯や着物の反物の幅をそのまま活かすことが出来る
リメイク業者さんによっては、帯のリメイクの定番クッションカバーやバックといった一般的な雑貨から、珍しい収納ボックスにリメイクしてくれるところもあります。
帯は大変良い生地を使用しています。捨てるのはもったいない、出番のないまま箪笥に眠っているなら思い切ってリメイクしてみませんか?腕に自信がない方や忙しい方、オーダーメイドでリメイクしてくれる業者さんもいます。ぜひ新しい価値と活躍する場を帯に与えてあげて下さい。
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