しとやかに着物を着てみませんか?帯の結び方もたくさん紹介します!
2016/08/16
はんままま
四季がある日本では様々な季節感を感じることができます。着物も洋服と同様に季節に合わせた色柄があり夏場には団扇を持って浴衣姿といったいでたちを目にしますよね☆冬場の着物は折り方や重ね着で暖かく過ごすことが出来ます☆日本古来の着物の季節感を味わってみましょう☆
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日本固有の着物はとても艶やか☆着物で季節を感じてみましょう!
着物はいろいろ決まりごとがあって面倒!と感じている方も多いのでは?決まりごと=季節感なんですよね☆着物の季節感も少し押さえた上で貴方なりのアレンジを加えてみれば☆
袷とは生地が2枚あわさった裏地のある着物のことです。年間の季節の中で、一番長く着れます。この時期の街着の着物の生地は、裏地のついた、絹の「小紋」「紬」か、化繊(ポリエステルなど)。真冬はウールがあたたかいです。ウールなら単衣(裏地のない一枚仕立て)でもOKで着ていてとてもあたたかいです。(ただしウールは虫食いしやすいので保管の際に注意が必要。洋服と同様に、ウールに虫がついて他の着物をダメにしてしまう危険も)
袷(あわせ)の仕立て
表地に裏地を縫い合わせた仕立ててあり、洋服なら長袖のイメージです。
冬の季節は洋服のコートと同じで、着物の上に道行(みちゆき)か道中着(どうちゅうぎ)か羽織を着て、首回りにマフラーかショール、長手袋と、下着はヒートテック等、足にはレギンス、レッグウォーマーなどを。(首回りと足回りさえ暖かくすれば本当にあったかです)
冬の季節は着物に道中着を羽織って☆
着物は重ねて着るので冬場でも暖かく過ごすことが出来るんです☆洋服なら道中着はコートにあたります
裏地のない1枚仕立てで、生地が透けていない単衣の着物を着ます。街着の生地は、絹の小紋・紬、木綿、ポリなど。(透けた素材でも2枚重ねて仕立てた紗合わせはこの時期でOK) 季節として6月と9月は単衣ですが、気候によって、暑いようなら5月下旬と10月初旬は単衣(ひとえ)もアリです。
単衣(ひとえ)の仕立て
袷(あわせ)の着物の生地に裏地を付けずに仕立ててあり、洋服でいえば合着のイメージです。
透けない生地で裏地を付けず仕立てた着物
季節の中で盛夏用に仕立てられた麻の着物はとても涼しく着心地は最高です。カジュアルなら自宅で自分で洗える綿か麻の浴衣が便利ですね(大事にしたいものは浴衣であっても、どんな素材でも、やはり呉服屋さんへ出す洗いが一番安心ではありますが・・自己責任ですね)。最近は夏着物?と思うような色柄仕立ての浴衣もあります。夏着物は高価ですので敷居が高く感じるかもしれません。夏着物に見えるような浴衣を選んで夏着物風に楽しむのも今の時代はありだと思います。(もちろん、長襦袢を透かせて楽しむ薄物は贅沢ですが、その高級感と見る人に与える涼感と美しさは目を楽しませてくれる、他の季節にはない楽しみと喜びがありますので、どこかでぜひ見て楽しんでみてもらえたらと思います!)
夏の着物は薄物
夏場は薄物(うすもの)の着物で、単衣(ひとえ)の着物と同じですが、盛夏用の生地を使用します。洋服ならシースルーといったところでしょうか☆
季節を先取りした柄で楽しむ☆
着物の季節感は毎月の行事にちなむ柄を用いたり、 歴史や故事などにちなむ柄でその季節との関わり表現できます
10月の柄:籬菊、銀杏、紅葉、木の実、宝尽くし、有職文様
11月の柄:木の実、野菊、実もの、雁、御所解模様、物語模様、有職文様
12月の柄:落ち葉、寒菊、枯野、冬木立、南天、唐草や更紗
1月の柄:松竹梅、宝尽くしなどの吉祥文様、有職文様、雪持ち笹、水仙、千両、万両、寒椿
2月の柄:梅、水仙、椿、蘭、柊、上旬は冬らしさを残してもよいが下旬には春らしさを出す
3月の柄:雛人形、貝合わせ、扇、流水、春ぼかし、霞、桜の柄は中旬から用いる
4月の柄:前半は桜花、後半は桜の花びらを用いる。藤、牡丹、柳、流水、御所解模様
5月の柄:牡丹、花水木、花と鳥、若竹、風景、ぼかし模様、御所解模様
6月の柄:紫陽花、花菖蒲、百合、糸芒、青楓、水紋、遠山
9月の柄:中旬までは秋の七草や虫籠、中旬以降は菊、月、笛、瓢箪
7月の柄:朝顔、蛍袋、唐糸草、夏草、睡蓮、流水、波、雪輪
8月の柄:薄、撫子、萩、桔梗など秋の七草、露草、流水、虫、秋の風情を取り込むと良い
そんなものまで!?江戸時代の以外すぎる着物・浴衣柄
着物の季節は密接な関係ではありますが、個性の強い柄を粋に着こなしていた人も多かったっようです。あまり堅苦しく考えずあなたなりに着物をアレンジしてみては?
今では季節を問わない動物や花などの柄もあるようですね☆そういったものであればあまりこだわらず袖を通すことができそう☆
あなたらしくを大切に☆
しきたりも大切ですが”今”に合うあなたらしさを大切に☆
着物の季節にとらわれず、自分の体感温度に合わせてフレキシブルに考えて着ることにしましょう。
地球を取り巻く環境も少しずつ変わっているのです。四季のはっきりしている日本ですが、単衣を着るころは、お天気も気温も日により変動しやすい時期でもあります。何を着ていこうかと悩むところもありますが、悩むのもお洒落の内と考えて楽しさに変えてみて下さい。
着物は堅苦しいものと思いがち!あなたも「ルール違反じゃないの?」「間違ってる!と思われたくない!」と遠ざけてしまっていませんか?気にすることなかれ!季節を感じて洋服を着替えるのと着物も同じ!寒い季節にはレッグウォーマーを装着したり、暑い季節には浴衣に可愛いサンダル!と合わせてみたりあなたらしくアレンジしてみたら☆
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