2016/03/25
あおむしぴっぴ
世界にあまたあるファッション雑誌の中から本当にチェックすべきファッション雑誌はどれなのか。ファッションに敏感な女性は読んでいる、あのファッション雑誌をご紹介。雑誌のバックグラウンドまで知ればさらに興味深く読むことができます。
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チェックすべきファッション雑誌
ファッション雑誌と一口に言っても山ほどあります。一体どれをチェックすべきなのか迷うところ。ここでは読んでおくべき3大ファッション雑誌をご紹介。歴史を知ると読みたくなってくるかも!
「VOGUE」
1892年創刊という古い歴史を持つファッション雑誌「VOGUE」。常にファッション界の最先端を走ってきた雑誌と言っても過言ではなく、ファッション・アイコン的な存在であるアナ・ウィンターが編集長に就任してからはその影響力を不動のものとしました。日本を含む18カ国と1地域で出版されています。
ハイファッションの最先端を行く雑誌のひとつとして知られ、掲載商品の貸し出し元にも欧州の名門ファッションブランドが軒並み名を連ねる。
この雑誌に取り上げられたモデルは全世界的な知名度を獲得することになるため、ファッションモデルが有名になるための登竜門としての役目も果たし、スージー・パーカー、ツイッギー、ジーン・シュリンプトン、ローレン・ハットン、ヴェルーシュカ・ヴォン・レンドルフ、マリサ・ベレンソン、ペネロープ・トゥリーなどの有名なモデルを輩出している
アナ・ウィンターは、ファッション誌業界で定評のある優れたセンスと評判を守るため、より多くの人々に向けた、新しくより親しみやすい「ファッション」の形を雑誌に掲載するようにした
ファッション雑誌の敏腕編集長
映画「プラダを着た悪魔」のモデルともなり、ファッション界にもっとも影響力を持つ女性として知られるアナ・ウィンターが率いるファッション雑誌「VOGUE」。その影響力について書籍批評家キャロライン・ウェーバーはこう述べました。
『ヴォーグ』は、2006年12月3日付のニューヨーク・タイムズ紙において、書籍批評家キャロライン・ウェーバーから「世界で最も影響力のあるファッション雑誌」とされ、以下のように評されている
『ヴォーグ』は我々の時代の神である、ヴォルテールの有名な言葉に“もし神が存在しないなら、神を発明しなければならない。”というのがある。その編集の優秀さと視覚の堂々たる態度は尊ばれて、雑誌は贅沢、セレブリティ、スタイルを崇拝する全ての人のバイブルとして長らく機能した。そして、我々が恐らく三位一体が今日の消費者文化を支配することを当然と思う間、優位にその台頭を起こしている『ヴォーグ』の役割を過小評価できない。
ファッション業界の今を知りたければファッション雑誌「VOGUE」をチェック!
「ELLE」
1945年創刊と歴史は比較的新しいものの、世界60以上の国で43の版が発行されている世界最大規模のファッション雑誌が「ELLE」。自由で新鮮なファッションセンスを持つ女性たちをサポートしています。
ハイファッションの最先端を行く雑誌のひとつとされ、世界的名門ファッションブランドの商品が多数掲載される。
1945年、パリでエレーヌ・ラザレフ (fr:Hélène Lazareff) によって“Open Appetite”という標語のもと創刊された。パイオニア精神と既成概念に囚われない自由なスピリットがエルの原点となっている。
世界のファッション・リーダー的雑誌、「ELLE」のアメリカ・エディション版。アメリカの女性総合雑誌の中でも知名度と支持率の高いハイスタイル雑誌として愛され続けている。ファッション、ビューティ、ライフスタイルなど最新ファッションからさまざまな流行や話題を、国際的な視点でフューチャーしている。
「ELLE」フランス版編集長
「ELLE」フランス版編集長を務めるのは33歳で2児のママであるローレン・バスティード。シンプルなファッションを好み、ハイヒールなどセクシーな格好はしないのが彼女のファッション・スタイル。ライバル雑誌「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターのような貫録はまだありませんが、今後注目度アップ間違い無しの女性です。
控え目でベーシック、コンフォータブルで少しマスキュリン。定番はパンツ、フラットシューズ、Tシャツ、シャツ、メンズのジャケット。全体のバランスを見つつ、ジュエリーやリップ、小物をプラスしてるわ。
ファッション雑誌「ELLE」フランス版編集長ローレン・バスティードが語ったマイ・スタイル。
ファッション雑誌「ELLE」フランス版編集長ローレン・バスティードが語ったマイ・スタイル。
「Harper's BAZAAR」
「Harper's BAZAAR」は1867年創刊の最も歴史ある世界初のファッション雑誌。しかも創刊当時から女性が編集長を務めていたという革新的な雑誌なのです。表紙にかけるこだわりが強く、写真家や画家の登竜門としても知られています。現在19の国と地域で出版されています。
どういう読者を想定しているかというと、まず、ファッションにうるさい人。時間もおカネもかなり投資をしていて、自分とファッションの接点が多い。普段と1ケタ違うブランドものにも価値を見いだせて、それを求める自分自身が好きだと思える人。
こうした層は、ただ単に買い物が好きなだけではなくて、カルチャーそのものに興味を持つのが特徴です。つまり、ブランドの背景にある歴史とか、デザイナーがインスピレーションを受けたものとか、そこまで気にします。
年齢にこだわらない、イキイキとした女性も、私たちが想定している読者像です。いくつになっても女性がすてきでい続けるための手助けをしたい。たとえばファッションページでは、実在するセレブリティを20代から70代まで並べています。そこで70代なら、顔色がよく見えるよう襟元に赤みが入った服とか、ヒールがそこまで高くない靴とか、ちょっとした工夫をして紹介しています。
高級モード誌
高級志向がウケず日本では一度撤退を余儀なくされましたが、2012年に再び上陸。媚びることなく、ニューヨークのエッセンスを徹底して伝える雑誌の変わらぬ姿勢にじわじわと購買層を増やしています。
名物編集長だったリズ・ティルベリス
「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターと良きライバル同士にあり、「Harper's BAZAAR」の黄金期を築いた編集長がリズ・ティルベリス。1999年卵巣癌で亡くなりました。51歳の若さでした。
チェックすべきファッション雑誌特集いかがでしたか?雑誌のバックグラウンドを知ると興味がわいてくるのではないでしょうか?読者目線に合わせ過ぎて後れをとっていると言われている日本のファッション雑誌業界。海外のファッション雑誌をチェックして新鮮なセンスを取り入れてみるのはいかがですか?
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