【簡単ハンドメイド】着物のはぎれを使ったおしゃれな小物の作り方
2017/06/13
h-shizuyo
白い着物といえば、真っ先に思いつくのが花嫁衣裳ですよね。一度は着てみたい女の子の憧れの着物です。次いで女の子に人気なのが振袖。成人式の振袖は今や花嫁衣装に勝るとも劣らない人気ぶり。そんな両者の「白い着物大展示会!」です。白い着物に隠された意味も・・・。
「阿吽(あ・うん)の呼吸」という言葉があります。
これは仏法用語の一つで、互いの気持ちやタイミングがぴったり合うことを指しますが、この「阿吽」とは、「阿(あ)」が始まりを指し、「吽(うん)」が終わりを指す言葉で、生き物の生、五十音字、呼吸など、万物の初めと終わりを意味します。
それは色にもあり、それが赤と白です。
日本の国旗も同じですね。
両者に関連はないようですが偶然といえば偶然、必然といえば必然に思えていしまうのは私だけでしょうか。
とにかく日本人にとって赤と白は格別な色で、私たちも無意識にそれを意識しているんです。
皆さんは、白無垢の白には、穢れのない真っ白なままで嫁ぐ、新郎や嫁ぎ先の家の色に染まる、という意味があると思っているかもしれませんが、実はそうじゃないんです。
今はほとんど見られなくなりましたが昔は白無垢でお墓参りをしました。
それはその昔、白い着物が死に装束だったからです。
白無垢を着てにこれまでの人生を終える報告をし、次に嫁ぎ先の仏前で赤い打ち掛けに着替え嫁ぎ先の人間として生まれ変わるんです。
なぜ赤かというと、赤は生まれ変わった赤ちゃんの色であり、血液と誕生の象徴なんです。
その赤い色を身にまとい嫁ぎ先の人間として甦るというわけです。
だからお色直しで赤い色打ち掛けが多いのはそういう意味なんです。
赤にはもう一つの意味があって、赤はエネルギーが強く悪鬼退散の厄除けに使われていたんです。
昔の人はいろいろ考えるものですね。
でも、人生にとって結婚とは、それほどに重大な節目だったんです。
白い着物≪白の十二単≫
格と気品の高い十二単です。
平安の雅と華やかさが感じられる着物です。
腰ひも1本で着つけられているので意外と楽に着ることができて苦しくないんです。
ちなみに「裳(も)抜けの殻」とは、十二単の形を崩さずにスルリ抜け出せるところからきています。
花嫁衣裳人気デザイナーランキング第1位の桂由美さんの白無垢です。
豪華で上品で幻想的で、世の女性たちの心をとらえるのは当然のデザインばかりです。
白い着物≪鶴が舞う≫
桂由美さんのとってもとってもとーっても絢爛豪華な白無垢です。
やはり結婚式は、格式・格調・品格が備わった最高の衣装で格別な思い出に。
白い着物≪和のウエディングドレス≫
桂由美さんの、白い孔雀のような白無垢です。
バラの白無垢に大きなバラのコサージュが孔雀の羽のように広がるウエディングドレスのような華やかさがあってコージャス!
白無垢って着物の最高峰ですよね。
白い着物≪真紅の薔薇≫
真っ白な打掛にパッと鮮やかな赤が映える薔薇の花。
清潔感がありながらもどこか魅惑的な印象をあたえます。
花嫁衣裳人気デザイナーランキング第2位の神田うのさん、こだわりの白無垢たちです。
彼女の作り出す花嫁衣装の可愛らしさ、美しさ、エレガントさは女の子たちの憧れの的です。
白い着物≪本来の姿≫
白無垢本来の姿をとどめながら透明感のある薄いブルーを花びらに差し込んだ、美しく、花嫁らしい衣裳です。
伝統的な白無垢に袖を通したら、新しい門出に身も心も引き締まります。
可憐な花嫁
神田うのさんプロデュース、白無垢にほのかなピンク色の花のコサージュがたくさんついた可憐な着物です。
綿帽子には白い花のコサージュ。
掛下も淡いピンク色でとっても可愛いんです♡
白い着物≪上品に可愛らしく≫
白い薄衣にレースをほどこした、上品で可憐な白無垢です。
花の刺繍がほんのりピンク色に色づき、初々しい花嫁を演出しています。
白い着物≪レースの紋白蝶≫
そよ風にも揺らめきそうなほどに軽い白無垢です。
豪華な刺繍はまるで紋白蝶の羽のように美しく、花嫁の可憐な姿を引き立てるでしょう。
白い着物≪春風の打掛≫
春風薫る木漏れ日の下、ピンク色の桜や春の花々が咲き誇る白い打掛です。
上品で清楚な花嫁によく似合う色使いと、小物の色使いがいっそう春を呼び込んでいるようです。
白い着物≪夜にそよぐ枝垂れ桜≫
澄み切った月夜に浮かぶ枝垂れ桜のような打掛です。
白と黒のグラデーションが昼と夜それどれに美しい姿の桜をたたえ、それがまるで花嫁の姿のようです。
白い着物≪春の爛漫≫
豪華絢爛な春の宴のような白い打掛です。
金を豪華に使い、桜のピンクが華やかで雅な世界を作り出しています。
振袖は、未婚女性の第一礼装です。
本振り、中振り、小振り袖の3種類があり、袖が長いほど格が高くなり、気品高く優美に見えます。
振袖の長い袖には「厄をはらい、清める儀式」に通じる意味があり、そのため成人式に振袖を着て、人生の門出に身を清めるという意味あいがあるんです。
特に赤が多いのは打掛同様、赤には強いエネルギーがあり、災いから身を守りますようにとの親心からなんです。
ちなみに、「袖を振る」という言葉を聞いたことがると思いますが、袖を振る仕草は、告白してきた男性に「NO]の返事のサインだったんですよ(^-^)
白い着物≪古典王道≫
白い振袖に鹿の子絞りや絢爛たる花々を描きこんだ、豪華な振袖です。
やはり古典柄は振袖の大道。格式と気品に満ちています。
白い着物≪大和撫子≫
白い振袖に白梅と紅梅を大胆に描いたレトロ感のあるしっとりとした振袖です。
裾と振りの下の流水と笹のはの緑が落ち着いた女性を感じさせます。
ひっそりと咲く真っ白な大輪の椿が印象的です。
白い着物≪鮮やかに古典≫
桜、菊、牡丹、桔梗、紅葉など、季節の花々や色鮮やかな鞠が贅沢に描かれた振袖です。
落ち着いた赤と白のコントラストが上品で控えめな日本女性をただよわせています。
白い着物≪風に舞う桜≫
白地に桜と牡丹がいっせいに咲き乱れている華やかな振袖です。
春真っ盛りの空の下、桜が可憐に舞っているようです。
プリティーガール♡
光沢感のない柔らかな白の振袖に優しい花柄を散りばめた可愛い振袖です。
愛らしく、可愛らしく、乙女チックな姿は、まだ初々しさを残大人になったばかりのあなた。
プリティ♥キュート
白い振袖に薔薇の花と小さな桜をいっぱい散りばめた女の子らしい振袖です。
帯もおソロの薔薇で、小物に黒を使って甘さをおさえてキュートなプリティーガールに。
ポップ♥モダン
白地にまんまるの真っ赤な梅の花がポップで可愛いですね。
大きなまんまるな花は桜の花です。
大きなまんまると小さなまんまるがとってもキュートにポップにあなたの可愛らしさを引き立てます。
しっとり椿
白い振袖に柔らかい赤い椿がしっとりとあなたを演出します。
鮮やかな赤い椿が印象的ですが、緑の葉と黄色い小花が大人可愛いモダンあなたによく似合います。
白い着物≪白と紅梅≫
まあるい形の大きな梅の花がとにかく可愛い振袖です。
白地に真っ赤な梅の花が所狭しと咲きほこる、日本の着物らしく、でも斬新な柄付けと色のコントラストが注目を集めます。
白い着物≪豪華絢爛≫
色柄ともにゴージャスな振袖です。
白地に薔薇に牡丹に菊に小さな桜を散りばめ、ゴールドとシルバーでインパクト大です。
白い着物≪孔雀と牡丹≫
白の振袖に孔雀の羽を模したレース模様のセンスに大きく花開く牡丹の花。
ダイナミックでエレガントでグラマラスな振袖です。
MODEに花魁
いけてる女性の豪華でエレガントな振袖です。
柄合い自体は意外と古風に松竹梅に牡丹と菊と扇子をあしらっていますが、黄金の刺繍の菊と、白く浮かび上がる織文様が豪華で見事です。
白い着物≪白と黒のフェミニン≫
マットな白い振袖に大胆に描かれた薔薇の花がとにかく目立ちます。
でも決して派手ではなく、すっきりと知性すら感じるファミニン女性に着てほしい振袖です。
白い着物大展示会はいかがでしたか?
ついつい色のついた着物を選びがちになりますが、白い着物も良いと思ってもららえたら嬉しいです。
冒頭に難しげなことを並べましたが、別に着物を重く考えてほしいわけではありません。
今はおしゃれに素敵に大いに楽しんでほしいと思っています。
ただ、頭の隅にちょっとだけ、先人の思いを覚えていていただけたらなあと思います。
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