春にぴったりのトレンチコートをご紹介☆人気のトレンチコートは?
2016/02/26
yukodola
トレンチコートマフィアという曲をご存知でしょうか?刺激的な歌詞にギョッとされる方も多いかもしれません。実はこの歌詞、ある事件を絡めながら作られているようです。トレンチコートマフィアという名前もその事件からとられています。一体どんな事件だったのでしょうか?
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トレンチコートマフィアという曲をご存知でしょうか?なかなか刺激的な歌詞で初めて目にした方から見るととてもショックを受けるかもしれません。
実はこの曲、スクールカーストが題材の曲でありカースト底辺の主人公が復讐をするという曲です。それがなぜトレンチコートマフィアなのかというと、アメリカでおこったある陰惨な殺人事件が関係しています。今回はそんなトレンチコートマフィアについてご紹介します。
DJ 松永
生年月日 1990年8月23日
出身地 新潟県長岡市
現在Creepy Nutsというグループで活躍中のDJ松永さんがトレンチコートマフィアという曲を作りました。スクール・カーストとそこへの放棄と蜂起がテーマとのことでご自身が感じていた「イケてなさ」や「ルサンチマン」(強者に対し仕返しをしようと鬱結した、弱者の心。)を形にしたとも言われています。
R-指定
生年月日 1991年9月10日
出身地 大阪府堺市
そんなDJ松永さんに共感し同じような感情を持っていたR-指定さんも、トレンチコートマフィアにフューチャリングという形で参加しています。
現在DJ松永さんが活動しているCreepy Nutsのもう一人のメンバーでもあります。
それではお二人が作ったトレンチコートマフィアを実際に効いてみましょう。ぜひその歌詞に注目してみてくださいね。
いかがでしょうか?スクールカーストとそれに対するルサンチマンという少し刺激的な曲ですよね。
それではなぜこの曲がトレンチコートマフィアという名前なのかご紹介しましょう。
とても陰惨でやりきれない殺人事件が関係しているのです。
その事件が起きたのは1999年4月20日。
アメリカ、コロラド州にあるコロンバイン高校で銃乱射事件が起きました。
犯人は生徒であったエリック・ハリスとディラン・クレボルド。彼らは生徒12人と教師1人を射殺し、24人に重軽症を負わせ、最後は自害しました。
スクールカースト下位であった二人は復讐のためにこの事件を起こしたと言われています。曲の内容とよく似ていますよね。
このコロンバイン高校銃乱射事件の犯人2人は別名トレンチコートマフィアとも言われており、2人が黒いトレンチコートを着てそう名乗ったことからそう言われています。
曲のタイトルは2人が自称したその名前からとられているんです。
ただし、この曲でいう武器は本当の武器ではなく、自分で何かを磨いてそれを武器に見返してやれ!という意味合いです。ここは犯人二人とは考えが大きく違う点です。
コロラド州だけでなく、アメリカ全土に衝撃を与えたこの事件はいろんなものに影響を与え、日本でも曲の題材として取り上げられているほか、映画も作られています。
その中でも有名な作品を2つご紹介します。
ボウリング・フォー・コロンバイン
日本でも話題になったので、名前を聞いたことがある方も多いのでは?この事件からアメリカに銃は必要なのかと問うドキュメンタリー映画です。
アメリカに銃は必要か?というテーマのこちらの作品。いろんな方のインタビューが収録されていますが、この映画の根本的なテーマはコロンバイン高校銃乱射事件です。
トレンチコートマフィアたちが銃を使って殺害を行ったことからデミ・ムーア監督がこの映画の製作を決めたようです。
エレファント
素人の高校生の実体験から引き出した言葉を使って作られた映画です。2003年のカンヌ国際映画祭で史上初のパルム・ドールと監督賞のW受賞という快挙を果たしています。
先ほどのドキュメンタリーとは違い、こちらはストーリー仕立てで事件当日の様子を淡々と描いた作品です。当然事件の再現シーンがあり、ラストもすっきりとしませんので、見る人を選ぶ映画かもしれません。
それでは事件の引き金とも言えるスクールカーストについて映画でご紹介します。
日本でも広がりつつあるスクールカースト。
アメリカではずっと昔から存在しており、その深刻さは日本の比ではないと言われています。
その様子は数々の映画で描かれており、特に有名なのはご紹介する映画ではないでしょうか?
キャリーという映画をご存知ですか?
こちらの映画はホラー映画として位置しており実際その通りなのですが、とても切ないアメリカのスクールカースト事情が描かれています。
キャリーはプロムと呼ばれる学校主催のパーティーで酷い目にあいます。それは逆恨みという事もありますが、元をただせば彼女のスクールカーストが低かったからという理由です。
裏切られ、頭からとんでもないものをかけられる彼女の姿は見ていて胸が痛みます。
このようなスクールカーストによる尋常じゃないほど酷いいじめは実際にあるようで、トレンチコートマフィアの二人もそのような目にあっていたのではと考えられます。
とはいえ二人のしたことは絶対に許されないことです。未だに苦しみ続ける人々のこと思えばとても二人に同情することはできません。
でも、そのきっかけになったことは何かと考えることはできるはずです。
陰惨で悲惨な事件だったと犯人を憎むだけで終わらず、それを防止することも大切ですよね。
事件を知ってどう感じましたか?
綺麗事かもしれませんが、泣いて苦しい思いをする子が一人でも減り、このような悲惨な事件が起きないことを祈るばかりです。
人という生き物はカーストを作らないと生きられないのかもしれません。それでも今周りにいる人を大切にしようと努力することはできるはず。それがカーストをなくす第一歩なのかもしれません。
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