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【ニューバランス】徹底解説ニューバランスのスニーカー、576編

1960年代から様々なシューズを世に送り出しているニューバランス。数あるモデルの中から、今回は576についてまとめてみました。ニューバランスの歴史とベロ部分の数字の意味をご紹介しながら、ニューバランス576について見ていきましょう。

ニューバランス576とは?ニューバランスの歴史

576をご紹介する前に、ニューバランス社の歴史を少しご説明します。

ニューバランス社は1906年、偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとしてボストンで誕生しました。社名のニューバランスとは、履いた人に新しい(new)、バランス(balance)感覚を、という意味を持ちます。

ニューバランス社の持つノウハウは矯正靴の製造で培った解剖学、整形外科や運動生理学と多岐にわたります。60年代になるとカスタムメイドのランニングシューズの製造を始めました。

1972年、まだ生産規模の小さかったニューバランス社を、現在の取締役会長であるジェームス・S・デービスが買い取ります。彼は自ら走ることによって開発に参加し、理想のランニングシューズのコンセプト確立に貢献します。

ニューバランスの理想のランニングニュースは1970年代後半から本格的に発表され、ランナーからの絶大な支持を獲得しました。以降、伝統と最新テクノロジーを併せ持つシューズづくりを行っています。

ニューバランス576、数字の意味とは?

ニューバランス576の、576という数字にはどんな意味があるのでしょうか。

ニューバランスのシューズは、デザイナーのラルフローレン氏も愛用者のひとりとして知られます。ファッションアイテムとしても人気なのです。
色々な種類が出ていますが、576という数字はどういう意味があるのでしょうか。

ニューバランスのシューズは、ベロ部分の数字がモデル名となっています。
400番台~1000番台まであり、それぞれ系統が分かれます。
576番は1988年〜生産され、 多くのバリエーションを持つ名作です。

ニューバランスの576は履き心地が抜群によく、発売当初から2万円を超す値段だったため、驚きをもって話題になったそう。特に、イギリスの工場で作られるM576は、今でも職人の手縫い作業で作られています。ベロ部分にイギリス国旗をあしらうなど、職人のこだわりが見えてきます。

ニューバランス576以外のモデル名を紹介しますと、
400番台はランニングシューズが中心でシルエットは細め。
576と同系列の500番台はトレイルランニング系であり、丸めのシルエット。
ロードランニング系の900番台のシルエットは細めです。

ニューバランス576の特徴とは?

ロングセラーのニューバランス576

1988年発売から28年。ニューバランスを代表するクラシックオフロードランニングモデルが、576です。
オフロードでも負けないグリップ性、C-CAP&ENCAPを搭載した576は、発売から18年経った現在でも世界が注目するロングセラーです。

ニューバランス576は米国製、英国製、アジア企画ものなど、数多くのバリエーションが存在します。
ブランドやショップとのコラボ企画も数々生まれ、時代とともに進化するモデルでもあります。

576をはじめニューバランスのシューズのソールに搭載されているENCAPの紹介動画です。
ポリエチレンよりも柔らかく弾力があるEVA素材を使用した軽いソールです。

576をはじめとするニューバランス社のシューズは、様々なセレクトショップやブランド等との別注モデルを数々生み出してきました。その点からも、ファッショニスタたちが夢中になる理由となっているのでしょう。

ニューバランス576のブランド別注モデル

様々なショップやブランドとのコラボでも知られるニューバランス576

ニューバランスx JUNYA WATANABE Comme des garcons MAN(ジュンヤワタナベコムデギャルソンマン)のコラボシューズ。こちらは2009年の、ブランド3回目のコラボアイテムです。

ニューバランスとのコラボは1500、998に続く第3弾となった576。系列として、タケオキクチとの576に近いといわれました。

こちらは、2002年のタケオキクチとニューバランス576のコラボシューズです。レザーの素材感が近いでしょうか。高級感がありますね。

こちらは、ニューバランス576とジュンヤワタナベ、2010年春夏コレクションのコラボシューズです。ずいぶん趣を変えてきていますね。色や素材の違いで、さまざまな表情がうまれます。

ニューバランス576まとめ

ニューバランス576についてご紹介してきました。

こちらはML574です。M576の廉価版としての登場です。
500番台の特徴であるシルエットの丸さは576と同様ですが人工皮革やメッシュを多用している点、生産国がベトナム製が多いです。

576の発売20周年にはこんな本も発売されました。ファンにとっては愛蔵版ですね。英国製の576の特集が組まれているようです。

発売当初から大人気のM576コードバンというモデルがあります。
コードバンとは、馬の臀部の革のことですが、実際にはコードバンは雨に弱い素材であり、スニーカーには不向きということで、革は使用していますがコードバンではないそうです。
コードバン色、ということになります。

いかがでしたか?
知れば知るほど、奥深いニューバランスのシューズの世界。一つのモデルについて掘り下げてもまだまだ興味をひくことが出てくる、ニューバランス。履いてみたくなりますね。

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