アクセサリーとして手首にアクセント【ブレスレット】を身につけよう
2016/08/15
はんままま
ターコイズは、身を守り、勇気と幸福をもたらすお守りと言われます。アクセサリーとしても、夏空を思わせる青が気持ちをひきたててくれますし、アクセントカラーになりますね。ターコイズのブレスレットをご紹介します。お気に入りになりそうなブレスレットを捜してみましょう。
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ターコイズは、「トルコの石」という意味ですが、トルコの商隊がヨーロッパに運んだから、またはその産地が当時は広大だったトルコ領にあった事から、名づけられたと言われます。
ラクダの首にも付けていたことから、旅の護り石として知られるようになり、やがて強いパワーで厄災から守ってくれる石になったようです。ブレスレットとして身に着けることで、よいお守りになってくれそうですね。
ターコイズ(トルコ石)の原石
ターコイズは古くからある宝石の一つで、イラン・エジプトなどで産出されました。後にアメリカ大陸に発掘の拠点が移りましたが、現在は中国が主な産出国になっています。
ターコイズは細かな穴が無数に空いている多孔質と呼ばれる石のため、非常にもろく、そのままでは加工ができにくい石です。そのため、昔から蝋(ろう)や油を表面に塗ったり、内部に染みこませ耐久性と色調をよくする処理が行われてきました。今では、透明樹脂を浸透させる加工が一般的に行われています。また表面保護のため、ワックスでコーティングすることも一般的です。
樹脂で固めたりコーティングすることで、もろい質のターコイズをブレスレットとして使えたり、汗が浸みて変色してしまうのを防ぐことができるので、加工することは悪い事だけではありません。
ロビンズエッグブルーとスカイブルー
ヨーロッパで最上の色とされてきたのが「ロビンズエッグブルー(こまどりの卵の青)」で、ティファニーのブルーもこの色です。
現代ではターコイズの主産地が変わってきた事もあって、スカイブルーが最上と言われるようになっています。また、モザイク模様などの美しさも重要視されるようになりました。
アメリカはスリーピングビューティ鉱山のターコイズのブレスレットです。マトリックス(模様)がないタイプで、均一なパステルカラーなのが特徴です。加工なしで艶のいいものは最高級品になります。
スカイブルーのマクラメ編みブレスレットです。マトリックス(網目など)が少ない、濃いブルーのターコイズが、日本でも好まれているようです。
メキシコ産のペールブルー(水色)と、アメリカ・スリーピングビューティー産のブルー、贅沢なコンビネーションのブレスレットです。
マトリックスとは、石の内包物によってできる網目模様です。蜘蛛の巣のように見えるのを、ネットまたはスパイダーウェブといいます。アメリカ合衆国では、この網目模様の美しいターコイズが好まれます。
アメリカのターコイズと言えば、インディアンジュエリーです。
ネイティブ・アメリカンの間では、空の色であるターコイズは、天や神の力が宿る聖なる石として崇められました。そして代々受け継がれたことから、人から贈られることでより力を発揮し持ち主を護ると考えられるようになったようです。
アメリカでは、鉱脈ごとに特徴があるので、産出する鉱山の名前を付けてターコイズを呼びます。
「ナンバーエイト(8)」産ターコイズのブレスレットです。金がかった茶色から黒のスパイダーウェブがこの鉱山の特徴になります。
キングマンターコイズのブレスレットです。グリーンっぽい明るくて薄いブルーから濃いブルーまであり、模様は薄茶色~黒。ブルーをきれいに発色している、銀色のマトリックスが入る物はハイグレードとなります。
黄緑色のターコイズとして知られるキャリコレイクのブレスレットです。緑~黄緑の中に白~茶色のウェブが入るのが特徴です。黄緑玉虫色にスパイダーウェブ入りの石はアップルグリーンと呼ばれ珍重されます。
ローンマウンテン・ターコイズのブレスレットです。 この鉱山のターコイズは、色があせにくいのが特徴です。透き通った青からスパイダーウェブのものまで、バラエティーに富んでいます。
ロイストンターコイズのブレスレットです。重みのある茶色の模様が際立つのが特徴です。鉱脈が多いので、色合いは深緑から鮮やかなうすい青まで多彩です。
ランダーブルー産ターコイズのブレスレットです。美しい青に非常に細かいスパイダーウェブが入っており、世界中のターコイズの中でも最高級とされています。
モレンシー産のターコイズブレスレットです。ウォーターウェブと呼ばれる、水が流れるような模様が美しい石です。
ビズビー産のターコイズブレスレットです。煙のようなマトリクスが入った石をスモーキーウェブと呼び、ビズビースモーキーが有名です。
中国チャイナマウンテン産のターコイズを使った、インディアンジュエリーのブレスレットです。この鉱山産のスパイダーウェブの石は、スカイホースとも呼ばれます。
菩提樹と真鍮のビーズを組み合わせた、チベット産ターコイズのブレスレットです。チベットではグリーンが好まれるそうです。
ペルシャンターコイズのブレスレット、ナバホ族のアーティストの作品です。インディアンジュエリーにも、ビンテージ物のターコイズが使われていることがあります。
メキシコ産ターコイズのブレスレットです。メキシコの鉱山では、マトリックスの少ないターコイズが多く産出されるようです。
マトリックスの美しいターコイズのブレスレットです。リング部分の細さが石の大きさを際立ててくれますし、重ね付けにも良さそうです。
ラップブレスレットは、海外セレブ発のおしゃれアイテムとして流行していますね。インディアンジュエリーのようなハードさもなく、コーデの幅も広がります。
ボタンを留め具にしたブレスレットです。インディアンジュエリーもそうですが、ターコイズは男性も身に着けやすいので、ペア・ブレスレットにもってこいですね。
ターコイズのブレスレットをご紹介してきました。夏空を連想させる青や、インディアンジュエリーのマトリックス模様も印象的なブレスレット達。ペアで楽しめるのも、ターコイズの良いところです。この夏、一つ選んでみませんか?
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