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知っておきたい着物の袖の名前。大振袖、中振袖、二尺袖、留袖

なかなか着る機会が減ってきている着物ですが、着物の袖の種類で、どんな時に着るものなのかや、未婚、既婚など区別することを知っていますか?知っておくと便利な着物の袖の種類を画像でご紹介します。へぇ~といった軽い気持ちでご覧ください。

成人式の定番着物と言ったら大振袖‼

成人式の代名詞の着物と言えば振袖ですね。未婚女性の第一礼装として、結婚式の参列などにも着る事の出来る着物です。袖の長さは、一般的に114㎝前後のものを指します。

華やかな柄がおめでたい席にぴったりの振袖の着物です。ピンクや、黄色の着物に、緑や、紫で刺し色を使ったステキな着こなしです。

大柄の花柄がとっても素敵なデザインの振袖の着物です。淡い色の着物も、帯を黒にすることで、引き締まった印象を与えてくれます。

個性的な振袖で、レトロな雰囲気も感じられる着物ですね。成人式に着て行ったら、大勢の中でも目立って見つけやすそうです。

和風の髪型に良く似合う鮮やかなブルーの振袖着物です。華やかな柄ゆきで、おめでたい席にぴったりです。帯留めのお花の模様もステキですね。

花嫁衣装の着物!引き振袖

花嫁衣裳でも振袖を着用することがあります。艶やかな振袖姿は、結婚式にふさわしいですね。引きずりタイプの振袖で、裾のところに綿が入ってふっくらしている着物です。

ブラックとゴールドを使った花嫁衣裳の着物、引き振袖は、豪華な印象を受けます。金色の帯に。黄色の帯揚げ、帯締め、しごきで統一感があります。

もうすぐジューンブライドの季節ですね。ウエディングドレスもいいですが、和式の着物で引き引き振袖もステキなウエディングになりそうです。

和風の引き振袖姿に、ブーケを持っても画になります。和風の着物で古式ゆかしい結婚式に、洋風の髪の毛とブーケ姿も記念に残りそうですね。

さわやかな水色の引き振袖も、初夏から夏の結婚式にぴったりです。引き振袖の着物だと、裾が長いので、ウエディングドレスのトレーンのようにも見えます。

結婚式の列席に使える着物 中振袖

中振袖の着物も、大振袖と同様に、未婚女性の第一礼装として、結婚式などの式典の列席に着る事の出来る着物です。振袖の長さは大振袖よりも短い100㎝前後のものが一般的です。

古風な松竹梅や、鶴亀をあしらった着物は、おめでたい場にふさわしい柄ですね。大振袖よりも短い中振袖でも、豪華な装いになります。

成人式の振袖よりも短い中振袖は、妙齢の独身の女性にぴったりですね。幼すぎず、大人かわいいと言った印象の着物です。

レトロな柄の中振袖は、着物上級者の印象もうけます。着物に対するこなれ感も感じる中振袖は、華やかさもありつつも気品あふれる着物です。

小振袖(二尺袖)の着物は、袴などに合わせやすい

小振袖の着物は、袖が85㎝ほどで、二尺袖とも呼ばれます。卒業袴などに着る事の出来る着物で、おしゃれ着といった格になります。最近では、袴に大振袖を合わせている場合も多いようですが、袴と言ったら二尺袖が一般的です。

矢絣模様の小振袖(二尺袖)は、ハイカラさんのように袴がよく似合います。ザ・女学生と言った印象で、ハーフアップにリボン姿が似合いそうです。

小振袖の着物は、柄が比較的シンプルな袴に合わせるので、華やかな総柄がよく似合いますね。明朗活発な印象を受ける袴姿です。

小振袖と袴の組み合わせは、着物の色合わせを楽しむのも醍醐味です。同色系でまとめても、画像のように反対色を合わせても良く似合います。

既婚女性の第一礼装の着物 黒留袖

結婚式などの親族が着る既婚女性の第一礼装が黒留袖です。黒地の着物にすそ部分のみに柄が付いている事が特長で、五つ紋を入れます。

華やかな結婚式の親族側(招待する側)や、仲人が着る留袖の着物は、帯揚げは白と決まっています。帯締めも、金や銀、白などがふさわしいです。扇子を指すのもマナーの一つです。

黒留袖の柄には、松竹梅や、鶴や亀など、華やかで、おめでたい柄が主流です。嫁入り道具にも使われる留袖は、年代を問わず着る事の出来る柄を選ぶのも一つの方法です。

既婚女性の第一礼装としても着る事の出来る 色留袖

結婚式や、式典などに着る事の出来る既婚女性の第一礼装の一つが色留袖です。黒留袖と動揺にすそ部分にのみ柄が入った着物です。紋の数によって格が上がります。五つ紋だと最上位の格となり黒留袖と同格になります。結婚式などの母親以外の親族なら着る事が出来ます。

色留袖なら、カラーを選べるので、季節に合わせる事も出来ます。涼し気な水色の着物なら、夏の行事にぴったりです。

ピンクの色留袖なら、若いミセスにも着やすいカラーの着物です。既婚女性の、兄弟や、義兄弟などの結婚式に華やかさを添える事が出来そうです。

優しいベージュの色留袖なら、年代を問わず着る事の出来る着物のカラーです。黒留袖用の帯や小物類をそのまま使用することも可能です。

着物の柄と、帯の柄を揃えて着るのも上品な色留袖の着こなしになります。華やかな場所にふさわしい着物に、こだわりを持って着るのもおしゃれですね。

着物は袖の長さや、紋の数、柄の種類などで着る人や場所がかわります。

着物は一般的に紋の数が多いほど格が上がります。五つ紋、三つ紋、一つ紋、無紋の順です。また、未婚、既婚によって着る事の出来る袖の長さも違います。TPOに合わせた着物を着こなせる大人の女性になりたいですね。

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