キレイな袴姿へ!着物と袴のコーディネートから着方まで総まとめ!
2016/10/25
wakahaya
袴というとどんな着用シーンをイメージしますか?成人式や卒業式、結婚式にも着ますよね。実は着物の着付けより簡単だって知っていましたか?美容院や着付け師さんに着せてもらったら苦しくてご飯が食べられなかったという方も、自分で袴の着付けができれば問題解決です!
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男性が袴を着るのは成人式、結婚式でしょう。女性が袴を着るのは卒業式が一般的でしょうか。そんなに着る機会は多くありませんが、袴の着付けを知らずに着付けられると苦しくてご飯が食べられないなんてことも・・・。着付けを知っていて損はありません。
古典柄からモダンなものまで、袴ってとっても可愛い!着物と袴の組み合わせでコーディネートも無限です!好きな色合わせを選んで着付けにチャレンジ♪
男性ものの袴と女性ものの袴ってつくりが違うの?男性が袴を着る成人式と結婚式に、袴を着る女性はほとんどいません。反対に女性が袴を着ることが多い卒業式には、袴を着る男性は少ないと思います。男性と女性が同じ式典で袴を着るというシチュエーションがほとんどないので、見比べる機会がありません。ですが、実は違う箇所があります。
男性の袴には腰板がついていますね。
腰板を背にピッタリとつけるため、角帯の結び目の上に腰板が乗ります。
女性の袴では、半巾帯の結び目の上に男性袴のように乗せて着付けることはしません。
男性の袴着付けのように背にピッタリとつけた着付けにしてしまいますと、後ろの丈が短くなります。着姿に合わせてお仕立てされているわけですから、違った着付けにしてしまえばそれだけ無理がかかるわけですね。
女性ほど色や柄のバリエーションはありませんが、黒や紺以外の袴を成人式で着る方もいますね。結婚式は正装なので黒の紋付袴を着るのが一般的です。
最近は神社で神前式をするカップルが増えているそう。やはり白無垢と紋付袴は人生で一度しか着られませんから経験しておきたいという方が多いのかも?
袴の着付けで必要なものは、着物の着付けとほとんど同じなので、着物の着付け道具を一式持っている方であれば特別に用意が必要なものはありません。
①肌着
②長襦袢
③重ね衿
④袴帯
⑤巾着
⑥着付け用小物(腰ひも、伊達締め、コーリンベルト、衿芯)
⑦足袋
⑧草履(またはブーツ)
まずは袴の下に着る着物の着付けです。袴を着ると隠れてしまう部分が多いので、普通の着物の着付けよりも少し楽です。
肌着を着て補正をし、長襦袢を着ます。その上から衿芯を入れた着物を着て衿をしっかりと合わせます。袴を着ると下半身はほとんど隠れますが、襟と胸元はしっかり着物が見える箇所なので、衿が重要です。
衿が決まって、腰ひもで固定したら伊達締めを巻きます。ここまでは着物の着方と一緒ですが、袴用の着物だとおはしょりがない分、着物よりも簡単です。裾も着物と違い袴はあまり気にしなくてよいので着付けが楽です。
手先を半幅に折って左肩に預け、ゆるまないように締めながら帯を巻きます。帯板をお腹の真ん中の位置に差し込んで、更に巻きます。袴はウエスト高めになるので、帯もハイウエストの位置で巻いてください。
帯が背中に回ったらタレを下から折り上げ、肩に預けておいたテを下ろしてひと結びします。タレ先から20センチくらいの幅に畳んで、その中心をテで巻いてリボン型にしてください。浴衣の半幅帯を着付けができる方なら簡単!
タレを畳んだら、テを中心に巻いてリボン型をつくってください。余ったテは帯の下に。この帯の上に袴を載せて固定するのでグラグラしないようにしっかりと締めてください。ここがゆるいとせっかく着付けてもゆるんできてしまいます。
いよいよ袴を着付けます。といっても着付けに必要な紐は袴に付いているので、簡単です。
袴に足を通してそのまま袴をウエストまで上げます。お腹側の位置を決めたら落ちないように手で押さえて、紐を帯の上でクロスさせて固定します。
反対の袴の紐も後ろで帯の上で交差させて前に回すので、後姿はこのようになります。紐は上から下へ交差させてください。
前に回した紐を左の腰で交差させて、もう一度後ろへまわし、帯の結び目の下で結んでください。前に回した紐はねじれないように気を付けて着付けてください。
後ろに回したら、このように結んでください。蝶結びでもよいですが、ここは一度着付けるとゆるんでもなかなか直せない場所なのでしっかり結んでください。
袴の後ろ側を上げて、腰板を帯の結び目の上にのせます。後ろ側についている紐を前に回し、左前でキレイに蝶結びにします。長い方の紐を結び目の後ろを下から通して、結び目を隠すように垂らして袴の着付けの完成です!
意外と簡単でしょ?振袖や礼装用の袋帯に比べたらとっても簡単なので、実は着付け初心者向けなんですよ。
袴の着付け
動画ではより詳しく着付けの仕方やコツが説明されています。こちらで復習してみてください。動画を見ながら人に着付ける練習をするとより早くコツがつかめると思います。
伝統的な矢絣の着物に紫の袴を合わせてレトロな大正浪漫風のコーディネートに。ザ・女学生というスタイルで年配の方にウケが良さそう。
大輪の菊が総柄で入ったインパクト大の振袖に、引き締めカラーの黒の袴を合わせたさカッコカワイイスタイル。モダンで甘さ控えめなコーディネートが好きな方におすすめ。
淡いピンクの花が描かれた着物に、ウグイス色の袴のコーディネート。エンジや赤の袴を合わせても可愛いけれど、ピンクとウグイス色の相性は抜群!春らしく、ハイセンスなフェミニンスタイルです。
カラフルなお花が洋風に描かれた着物に、大人っぽく紫の袴を合わせたコーディネート。女の子らしくもあり、少し落ち着いたコーディネート。
黒地の刺繍の入った半衿を合わせてエッジのきいたコーディネート。着物と袴の色をダークトーンでまとめ、重ね衿のイエローとチラリと見えるフューシャピンクの帯がアクセントになっています。
古典柄から可愛らしいコーディネート、甘さ控えめのコーディネートまで自由自在。もちろん袴だけレンタルしてお手持ちの着物に合わせてもOKです。
可愛い袴がたくさんあるので、納得のいくまで悩んで選んでくださいね。今から着付けの練習しておけば、卒業式にはバッチリ自分っで着付けができるようになっているはず。
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