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自分でも簡単にきれいに着られるんです!着物の着方のご紹介

着物って成人式や結婚式に着せてもらうことが多いですよね?でも着付けをしてもらうと苦しくてご飯も食べられないし、大変・・・と着物を敬遠している方、必見!自分で着方を覚えればちょっとしたお出かけにも着物で気軽に出かけられます。意外と簡単な着物の着方をご紹介します。

箪笥やクローゼットで眠っている着物ありませんか?

お母さん、おばあちゃんの着物やご自身で買われた着物、箪笥やクローゼットに眠っていませんか?着る機会が少ない、お金を出して着付けてもらうのが面倒といった理由でせっかくの着物を着ていない方、宝の持ち腐れです!自分で着方をマスターすればお友達の結婚式やお宮参りや入学式などでも気軽に着ることができますよ。コツさえつかんで慣れてしまえば意外と簡単なんです。着物の着方をご紹介します。

着物の着付けに必要な小物

まずは必要な小物類が揃っているか確認しましょう。お持ちでないものがあっても小物は安価に手に入るので買っておきましょう。

①肌襦袢と裾除け②長襦袢③腰紐3本④衿芯⑤伊達締め⑥着物⑦衿止め(洗濯ばさみでもOK)⑧着物ベルト⑨帯⑩帯板⑪帯枕⑫帯揚げ⑬帯締め⑭足袋

着物の着方~下着、長襦袢を着よう

肌着を着て、補正をする

まずは肌着と裾除けを身に着け、その上からタオルなどで補正をします。特にくびれているウエスト部分や背中をタオルで寸胴にするようにします。また、鳩胸のほうが着物がキレイに着られるので、胸元にもタオルを入れて鳩胸を作ります。補正をきちんとすることによって美しい着方になります。

衿芯を通した長襦袢を羽織ります。衿先と背中心を持ち、長襦袢がきちんと真ん中にくるように合わせます。背中心を少し、後ろに引っ張って衣紋を抜きます。着物を着るときにこの衣紋をつぶさないように気を付けてください。

衿を合わせます。ミスの場合は喉のくぼみが隠れるくらい、ミセスの場合は喉のくぼみから下へ指1~3本くらいまでを目安にしてください。衿の開き具合を確認したら衿のVが体の真ん中にくるように調節します。衿が美しいと着物の着姿がきれいに決まります。

衿が崩れないように注意しながら腰ひもを締めます。腰ひもは前から後ろに回し、後ろで軽く締め、前に回します。前で結んだら紐も端を襦袢と腰ひもの間に挟んで垂れないようにしてください。結び目は真ん中ではなく、左脇に寄せておくと着物に響かず、綺麗に着られます。

腰ひもを締めたら長襦袢のシワを伸ばし、腰ひもの上から伊達締めを巻きます。これで長襦袢の着方は以上です。つぎは着物の着方です。

長襦袢の着方(動画)

長襦袢の着方はこちらの動画で復習してください。よりわかりやすく詳細に説明されています。着方のコツをこちらでつかんでください。

着物の着方~着物を着よう

長襦袢の上から着物を羽織り、袖を通します。共衿先 と衿下を合わせ、背中心がズレないように衣紋に洗濯バサミで着物と長襦袢の衿を留めておきます。衿を持って着物を持ち上げ、着丈が決まったら、上前幅を決めます。上前幅が決まったら、下前を身体に沿うように巻き付け、その上から上前を巻き付けます。

上前をズレないように手が押さえながら腰ひもを取り、腰ひもを渡してしっかりと締めます。腰ひもの余った先は締めた腰ひもと着物の間に挟み、垂れないように始末してください。

着物のおはしょりの中に手を入れ、手刀を切ってシワを伸ばします。背中側もしっかりとシワを伸ばし、地面と水平になるようにするのがきれいな着方のポイントです。下前のおはしょりは厚くならないように斜め上に折り上げておくときれいに仕上がります。ここでコーリンベルトを使うと衿も崩れにくくなります。

着物の衿元を整えたら、下前の衿の折り返しにかかるように胸紐で押さえます。 コーリンベルトを使う場合は胸紐は不要です。白い衿は指の関節一つ分くらいが目安です。胸紐をかけたら着物にシワが寄るのでもう一度伸ばしておきましょう。

胸紐の上から伊達締めを締めます。おはしょりは帯の下から5~ 7センチぐらい出るようにするとバランス良く見えます。あまり長すぎると野暮ったいので気を付けましょう。帯を締める前に着物のおはしょりが水平になっているか確認してください。おはしょりが水平になるのがきれいな着方のポイントです。

着物の着方(動画)

着物の着方のより詳しい解説は動画でご覧ください。写真だけでは理解しにくかった箇所も動画ならわかりやすいです。何度も見ながら練習しましょう。

着物の着方~帯を締めよう

手先を半分の幅に折ってワを下にします。手先を左の肩に預けて、洗濯バサミで着物の衿にとめておきます。タレを背中に回し、ワが下にくるようにして後ろから体にひと巻きします。左手で背中の下側の帯を下から掴みながら右手で帯を引っ張って締めます。もうひと巻きしっかり締めます

タレを右手で持ったまま、手先を後ろに放り投げ、下ろして左手で押さえます。右手でタレを帯の上側まで折り上げます。帯の上線で仮紐で押さえておき、帯の前で仮に結びます。手先は前に回して仮紐に挟んでおきます。仮紐は帯にかかるように渡すと帯がゆるみません。帯ではなく着物にかかってしまうと帯がゆるんでいってしまいます。

タレ先より70~80cmのところで帯を広げて山を決め、そのまま持ち上げます。左手で帯山をつかみ右手で山の中央に帯枕を入れます。帯枕を入れたら帯枕ごと帯を左手でつかみ、右手の手刀で折込を押さえて帯山を持ち上げ、帯の上線までもっていきます。位置が決まったら帯枕の紐を前に持っていき、背中に帯枕がぴたっとつけて前で片輪結びします。結び目は帯のなかに沈めてください。帯枕を帯の上線まで持ち上げる際に、前かがみになると上線までが遠くなってしまいますので、背中を反らせるようにすることが着方のコツです。

帯枕に帯揚げをかけたら、前で仮に結んでおきます。次に枕の下の帯を綺麗に整えたら、お太鼓の大きさを決めながら、タレ先を折りあげます。手先をお太鼓の中へ通したら、帯締めで締めます。帯締めがゆるいと帯がどんどん緩んでしまうので、注意してください。帯締めは帯にシワが寄らない程度にキツく締めるのが着方のポイントです。

着物の着方~お太鼓の結び方動画その①

お太鼓の結び方の動画はこちらからご覧ください。帯の結び方は流派やお教室によって多少異なりますが、特別な道具を使わない方法を解説しています。着方のコツや注意点などの解説もされていますので、繰り返し見て練習してください。

着物の着方~お太鼓の結び方動画その②

お太鼓の結び方の動画はこちらからご覧ください。帯の結び方は流派やお教室によって多少異なりますが、特別な道具を使わない方法を解説しています。着方のコツや注意点などの解説もされていますので、繰り返し見て練習してください。

着物の着方~帯揚げの結び方

着物の着方の中で小物の扱いだけど、仕上がりの美しさを左右するのが帯揚げの結び方です。いくら着物の着方や帯の結び方が上手でも帯揚げが雑だと台無しになってしまいます。

左右の帯揚げを広げ、まず下から3分の1を折り、上からら3分の1を折ります。左が上にはるように重ねて、ひと結びします。ひと結びしたあと結び目をタテにするのが着方のコツです。

下の帯揚げをL字にしてその輪に上の帯揚げを通します。左右の人差し指を結び目に入れ、指を上から下にくるりと回しながらふんわりと締めます。真ん中の結び目をふんわりとした俵型にするとキレイに仕上がります。この結び目の俵型が上手な着方のポイントです。

結んだ先の余った部分は綺麗にたたんで輪の中に入れます。結び目を帯の中に優しく沈めるように押入れ、形を整えたら完成です。前から見て、結び目が一番低く、帯揚げがゆるやかなV字になっていればキレイな着方になっています。

着物の着方、マスターできましたか?

着物の着方についてご紹介しました。はじめは難しく見えてしまいますが、慣れてしまえば30分くらいで着られるようになりますよ。是非、着物の着方をマスターして着物でおでかけしてみてくださいね。

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