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着物を自分で洗濯したい!洗濯機で洗う方法&手洗いする方法

最近は気軽に着物を楽しむ人が増えていますね。でも、着物を着る回数が増えれば、クリーニングの費用も増えてしまいます。着物を自分で洗濯できたらいいですよね!そこで、着物を手軽に洗濯機で洗濯する方法&手洗いする方法についてまとめました。

着物はクリーニングに出さなきゃダメ・・・?

最近、着物を普段着と同じような感覚で着る人が増えているようです。
着物を着てお友達とお食事に行ったりすると、いつもと違った気分で楽しいですね。
でも、着る機会が増えれば、汚れることもあります。

着物のクリーニング費用は洋服より高いです。
クリーニングのことを考えると、着物を着たくても着れない・・・。
そんな方は、ご自分で洗濯してみてはいかがですか?

でも、着物しか着ない昔の人は自分で着物を水洗いしていました。
それなら、現代の着物も自分で洗濯できるはずです!

自分で洗濯できる着物の見分け方

自分で洗濯できるのは、基本的にウール、綿、麻、ポリエステルの着物です。
正絹や絹とウールが混ざっている物などは洗濯できません。

洋服のように繊維やケア方法についてタグがついている場合は良いのですが、アンティークの着物などはタグがありません。
タグなしの場合のウールの見分け方ですが、頬に当ててみてチクチクしたらウールです。

着物でも振袖や訪問着など高価な着物は自分では洗えません。
そういった着物はクリーニング店に依頼しましょう。

着物を洗濯機で洗濯する方法

着物の洗濯は手洗いだけだと思っていませんか?
じつは、洗濯機で着物が洗えます!
洗濯機だと洗い→脱水まですべてお任せできるので便利ですよ!

着物の洗濯に必要な物

着物の洗濯に使う洗剤は、洋服を洗う洗剤で大丈夫です。
普通の中性洗剤でも洗えますが、心配な方はおしゃれ着洗い用の洗剤をご用意ください。

それから、着物はネットに入れて洗濯するので、着物を畳んだサイズと同じ大きさの洗濯ネットを準備してください。

洗濯した後に着物を干す着物ハンガーも必要です。
なんと、100円ショップのダイソーに着物ハンガーがあるそうです。

洗濯する前に染み抜きする

洗濯機で洗濯する前に、着物の汚れ具合を確認します。
衿にはファンデーションなどの汚れがつきやすいので、汚れをみつけたら石油系溶剤で染み抜きします。

着物に付いたファンデーションなどの染み抜きには石油系溶剤の「リグロイン」がおススメです。
石油系溶剤だと「ベンジン」の方が知名度が高いですが、「ベンジン」は輪染みが出来やすいそうです。

着物の洗濯手順

着物は畳んでから洗濯ネットに入れます。
図のようにきれいに折り畳んでください。
余計な皺もできずに仕上がりも良くなります。

着物を洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットと着物の間に隙間が無いようにしてください。
隙間があると、洗濯の最中になかで着物が動き、しわや型崩れの原因になります。

洗濯ネットに入れた着物を洗濯機に入れ、洗剤も入れます。
洗濯機の設定は「ドライコース」か「手洗いコース」に設定してください。
普通コースだと脱水が強すぎてしわになります。
洗濯に、お湯は使わないでください。ウールの着物の場合、お湯で洗うと縮みの原因になります。

脱水が終了したら、すぐに洗濯機から着物を出して着物ハンガーにかけて乾かします。
着物を干す場所は、室内か日陰にしてください。
直射日光は色あせや、急激な乾燥で皺の原因になります。

着物を手で洗濯する方法

着物は洗濯機でも洗えますが、手洗いの方がシワができにくく仕上がりが良い傾向にあります。
余裕のある方は、丁寧に手洗いしましょう。

着物を手洗いするための洗剤は、洗濯機で洗う場合と同じく、中性洗剤もしくはおしゃれ着洗い用の洗剤を使います。

着物を手洗いする時は、つけ置き洗いにします。
中性洗剤と水を入れた桶、タライもくは洗面台などに畳んだ着物をを30分程度つけておきます。
お湯ではなく水で洗ってください。

着物を畳んだ状態のまま、やさしく押し洗いしてください。
しばらく押し洗いしたら水を捨て、また同量の水を入れてやさしくすすぎます。
2回ほどすすいでください。

すすいだ後はやさしく水気を切り、着物を整えて再度畳み直します。
着物をバスタオの間にはさみ、水分を取っても良いでしょう。

洗濯機で脱水する場合はネットに入れて軽く脱水します。

干すときは洗濯機で洗ったときと同様に、着物ハンガーにかけて、陰干ししてください。

着物の洗濯後の仕上げ

アイロンがけ

着物の皺が気になる場合は軽くアイロンがけしてください。
アイロンは素材の設定温度を守り、かならず当て布をした上からアイロンをかけてください。

着物の洗濯で注意すること

素材を確認し洗濯の手順を守れば着物は自分で洗濯できます。
着物を着た後は着物ブラシもしくは洋服用ブラシで埃や汚れを落としましょう。
目安としては4〜5回着用したら洗濯するようにしてください。

さいごに

着物を普段から着たい方はご自分で洗濯することをおススメします。

普段着程度の着物であれば、どんどん着て、汚れたら自分で洗いましょう。
汚れることを気にすると、着物を着て活動する範囲が狭くなってしまいますが、自分で洗えると分かれば、色々な場面に躊躇せずに着て行けますね!

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