記事ID102632のサムネイル画像

古典柄ゆかたに合わせる帯は?秋まで楽しむゆかたのコーディネート

夏祭りや花火大会など、まだまだゆかたを着るチャンスがありますね。かわいくアレンジして着るのも良いけれど、今年は古典柄のゆかたを、きちんと着こなすコーディネートが人気です。ゆかたや帯、ちょっとした小物のおすすめのコーディネートをご紹介します!

2016年人気のゆかたは「古典柄」

古典柄ならではの特徴

ゆかたに使われる古典柄は、日本古来から伝わる文様です。夏の植物や魔よけなど、それぞれ意味があるのが特徴です。

朝顔も独特のデフォルメがかわいいですね。

麻の葉文様

昔からある文様の中でも、幾何学的でモダンな模様の「麻の葉」。
麻の葉は丈夫で、三角形の葉には魔よけの力があると考えられてきました。
麻の葉文様のゆかたには、どんな帯でもコーディネートしやすいのでいろいろ楽しめますよ。

市松文様

江戸時代に歌舞伎役者の佐野川市松が、舞台衣装にこの文様を用いたことから名づけられた「市松」。
親しみやすい文様なので、ゆかたの柄としても人気があります。

矢絣(やがすり)

破魔矢の矢羽を模した文様です。
直線的な柄なので、花や曲線模様の帯でコーディネートするとバランスが取れます。

菊と萩

8月から9月にかけて着るなら「秋柄」がおすすめです。
菊や桔梗など、秋の草花をあしらったゆかたを選べば秋まで着ることができますね。

古典柄ゆかたの長所

古典柄のゆかたが人気の理由の1つに、大人でも着られるということが挙げられます。
落ち着いた色合いや、文様の独特な雰囲気は古典柄ならではです。

藍色は肌がきれいに見える

古典柄で良く使われている藍色は、とても涼しげです。また、白い帯や小物と合わせたコーディネート大人っぽい印象になります。
藍色は色白さんでも、色黒さんでも肌をきれいに引き立てる効果があるのでおすすめです。

薄暗い場所でも柄がはっきり見える

お祭りや花火大会の会場は、薄暗いことが多いですよね。
そのため、ゆかたの柄も明るいところで見た時と違った印象になります。
メリハリのある古典柄は、薄暗い場所でも模様がぼやけにくいのでおすすめです。

上級者は帯とゆかたを別々に選ぶ

オリジナルのコーディネートに

毎年ゆかたセットばかりでマンネリ化してきた、同じような色の帯ばかり持っている、という方はゆかたと帯が別売りのものを選ぶと良いでしょう。オリジナルのゆかたコーディネートができます。
また、セットより質の良いものが手に入るチャンスなのでおすすめです。

帯とゆかたの色選びで迷ったら

「この帯が気に入ったんだけど、この色って合ってる?」と心配になるかもしれません。
そんな場合は、帯の色がゆかたの柄に使われていれば問題ありません。
小さな模様の一部でも使われていればコーディネートは大丈夫です!

ゆかたと帯のコーディネート

今年、人気の古典柄ゆかた。どういったコーディネートで着こなせば良いのでしょうか。

帯をコーディネートのアクセントに

シンプルな柄のゆかたには、アクセントになる色の帯がおすすめです。
ゆかたでよく使われる帯は、半幅帯という種類の帯です。

柄のある帯でコーディネート

金魚の柄が夏らしいコーディネートです。
ベージュがベースになっているので、派手過ぎず、落ち着いた印象です。

くしゅっとした兵児帯もかわいい

帯結びが苦手、という人には兵児帯(へこおび)がおすすめです。
くしゅっとした風合いで柔らかな印象のコーディネートができます。

着物用の帯を使って着こなす

名古屋帯と呼ばれる、着物向けの帯を使ったコーディネートです。
もちろん、ゆかたに名古屋帯を合わせても問題ありません。柄も上品なものが多く、古典柄に良く合います。

着付けにもちょっと工夫を

汗をかいたり、人ごみの中を歩いた際、着崩れして困った方も多いのではないでしょうか。

帯板はなるべく使用する

座ったり、かがんだりすると帯にシワが入ります。
ゆかたの着付けでは帯板を使用しなくてもマナー違反ではありませんが、板が有るのと無いのでは見た目に大きな違いが出ます。
帯板が用意できない場合は厚紙などで代用し、帯をきれいに整えましょう。

うなじをきれいに出すテクニック

「衿を抜く」方法

ゆかた姿のうなじにドキッとする男性も多いはず!
うなじを出すため、しっかり衿を抜くことを忘れないようにしましょう。

衿を抜く(衣文抜き)の方法

ゆかたの着付けで衿を抜く方法を紹介しています。
着ている途中に衿が上がって来ないよう、帯を着ける前にしっかり抜いておきましょう。

帯締め(飾り紐)でコーディネートに差をつける

手軽な「ゆかたセット」だけでは物足りない、他の人と被りそう、と言う場合は帯締めでコーディネートにアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。

帯締めはどこで買える?

呉服屋などをのぞくと、和装小物コーナーに何種類も帯締めがそろっています。
その他、インターネットやリサイクルショップなどでも売っている場合があります。
気に入ったものがあれば、買っておくとコーディネートの幅が広がりますよ。

正絹の帯締め

¥12,960(税込)

レースのように編み上げられた、着物にも使える本格的な帯締めです。
夏用の帯締めなので、ゆかたのコーディネートに使うこともできます。

とんぼ玉の帯締め

¥1,300 (税込)

ガラスでできたとんぼ玉は涼しげで、ゆかたのコーディネートにぴったりのアイテムです。

帯留で季節感を出す

8月に入ると、ゆかたのコーディネートにも秋を取り入れることが出来るようになります。
帯留は種類も豊富で、手軽に取り入れることが出来ます。
これだけでも、粋なコーディネートになりますね。

帯締め(飾り紐)の結び方

リボン結びをアレンジして、花の形にする結び方です。とてもシンプルな結び方ですが、コーディネートのアクセントになっています。

ゆかたの時、アクセサリーはどうする?

お祭り等のイベントとなると、おしゃれにも気合が入りますよね。
でも、ゆかたのときはアクセサリーは少なめにした方が、コーディネートのバランスが良いものです。

相性抜群!かんざし

古典柄ゆかたと相性が良いかんざし。暑苦しくない、あっさりとしたなデザインが今年のトレンドです。
かんざしの色は、ゆかたや髪色とコーディネートしてみると良いでしょう。

シンプルなピアス

¥2,000(税抜)

ゆかたの柄を邪魔せずにコーディネートできるシンプルなピアスがおすすめです。
氷のようなピアスは夏にもぴったりですね。

和柄のリング

¥600(税込)

ゆかたに合わせて着けるなら、和にちなんだデザインの指輪がおすすめです。
普段着の時でもちょっとしたコーディネートのポイントになりそうですね。

<まとめ>ゆかた美人を目指してコーディネート!

ゆかたをきちんと着る

ちょっと前までは、ゆかたのアレンジが流行った時期もありました。
ただ、最近はきちんと着こなす人が増えたな、と感じます。
特に、古典柄が人気の今年は、正統派コーディネートにこだわる人も多いようです。

せっかくゆかたを着ているのだから楽しんで!

「彼女、ゆかたが動きづらくて不機嫌になっちゃって」という男性の声を耳にするたび、もったいないなぁという気持ちになります。
せっかくの機会ですし、ゆかたを楽しんで着れるよう、気持ちにも余裕をもちましょう。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ