知りたい!愛するドクターマーチンを長持ちさせるお手入れ方法!!
2016/12/15
yumacchi
2016/08/29 更新
バッグ、お財布、ジャケットや靴など身の回りには牛革製品が多くあります。長持ちするし、大人の女性なら落ち着きと高級感を演出するのにピッタリなアイテム。ですが、意外と牛革のお手入れ方法を知らないの人も。使う前と使った後のお手入れ方法を知って、大切に使いましょう。
牛革は、革の中でも市場での流通が一番多い皮革です。
世界で飼育されている牛の数、なんと14億頭です。
体が大きいので1頭から取れる革の量も、他の動物と比べて多いため牛革が圧倒的に普及しているのです。
牛といっても、乳牛や肉牛などあります。一般的に牛革は肉牛の皮を使用することが多いです。
年齢、性別によって皮の性質が異なり、牛革の種類も分類されます。
カーフスキン
生後6ヶ月以内の仔牛、主に乳牛のオスの皮を使います。若い牛なので、傷が少なくきめ細かい牛革で、高級品です。
カーフスキンの中でも、さらに様々あります。
ベビーカーフ → 生後3ヶ月までの仔牛の皮をタンニンなめし加工したもの
ボックスカーフ → 特殊な製法で仕上げたもの
ライトカーフ → 9.5ポンド以下の重量のもの
ヘビーカーフ → 9.5~15ポンドの重量のもの
キップスキン
生後6ヶ月~2年位の牛から作られる革です。繊維組織がきめ細かく、カーフよりも少し厚みがあります。強度もあり美しい牛革。
キップスキンはヨーロッパではこの分類はありません。
日本やアメリカの呼び名です。
カウハイド
生後約2年で、出産経験のある雌牛から作られる牛革です。薄くて柔らかいけれど、キップスキンやカーフスキンよりも厚みはあります。
出産を経験した雌牛なので、腹部(ベリー)が伸びやすいのが特徴です。
ステアハイド
生後3~6ヶ月で去勢され、生後2年以上経過した雄牛から作られる牛革です。一般的に牛革といえば、このステアハイドと思って間違いありません。
肉牛として育成された牛を、食用とする際の副産物として牛革になります。
ブルハイド
生後3年を過ぎた雄牛で、去勢されずに育ったものから作られる牛革です。去勢されていないので、最も固く丈夫。
柔らかさがないので、用途が多くありません。ワークブーツ、工業用革ベルトなどに用いられます。
ハラコ
出産前に死亡した胎児、生まれた直後に死亡(死産)した仔牛の革です。基本的に産毛のついたままで使用されます。
通常販売されているものは、ポニーをハラコとしているケースが多いので牛革か確認が必要です。
バッファローレザー(水牛革)
水に強くて丈夫で傷つきにくい、独特のシボ(しわ)による野性味あふれる風合いが魅力です。ワイルドでタフな印象の牛革。
意外と盲点なのが、使い始める前にお手入れすること。ここをしっかり行うかどうかで、今後が変わります。
突然の雨や雪、食べこぼしなんて可能性は十分にあります。もちろんその場で対処することも大事ですが、事前のお手入れをしておけば安心です。
コロニル ウォーターストップスプレー
¥2,000(税込)
汚れや湿気を防ぎ、保護して防水効果を与えてくれるスプレーです。新品時にこれで手入れしておけば、色や形などの風合いを損ねることなく維持できます。
お手入れはすごく重要です。防水スプレーをしてある左、していない右。防水スプレーをしておけば、濡れても布で拭いてあげるだけで染み込みにくいです。
保革クリーム
¥1,166(税込)
おろしたての牛革財布など美しい反面、脂分が少ないので外部からのダメージを受けやすい状態です。保革クリームという専用の保護クリームで手入れをしてケアしましょう。
お気に入りのバッグや、毎日使うお財布。使ったらお手入れしてあげましょう。
コロニル ファインポリッシングブラシ
¥3,024(税込)
基本のお手入れはこまめにブラッシングしてあげることです。あまり力を入れすぎず、やさしくホコリ落としや汚れ落としをしてあげます。
コロニル ポリッシングクロス
¥432(税込)
乾拭きも重要なお手入れです。牛革を傷つけないように、柔らかいコットンなどであれば専用のものでなくても大丈夫です。
コロニル 1909シュプリームクリームデラックス
¥3,024(税込)
牛革にツヤがなくなった、ひび割れ、退色などボロボロの状態になってしまったら、栄養クリームでお手入れしましょう。使用前のお手入れで使った保革クリームでも構いません。
シューキーパー
¥4,536(税込)
革靴の形状維持の為には、シューキーパーは欠かせません。乾燥と調湿を適度に調整してくれる木製であれば、ばっちりです。
拭く、磨くだけがお手入れではありませんよ。
保革クリームでお手入れする際、すばやく全体にまんべんなくクリームを塗ることが大切です。クリームはすぐに乾くので、塗ったところだけまだらのシミにならないように気をつけましょう。
キチンとケアしているから、そのまま保管ではホコリや湿気でいたんでしまいます。不織布で包み、立てて収納しておくのがベストです。
もちろん、収納前に汚れ落としやクリームなどでお手入れはしておいてくださいね。
ブランドのバッグなど、ネル生地や不織布に包まれていることが多いですが、ネル生地だと分厚い素材なので湿気を溜め込みやすく、通気性に優れません。
不織布をおすすめします。
牛革に限らず、革製品はカビが生えやすいです。せっかく皮革クリームを塗っても、塗りすぎた部分はキチンと拭き取り、乾拭きしておくこと。よく乾かすことが大切です。
手の油や汚れ、湿気が多いとカビが生えやすいです。正しいお手入れをして、保管方法にも気を配りましょう。
牛革のお手入れ方法、お分かりいただけましたか。
私たちが毎日お風呂に入るように、大切な革製品もやさしくお手入れしてあげてください。
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