たくさんの種類がある帽子の名前を何種類くらい知っていますか?
2016/05/03
endlessneo530
毛皮って簡単にまとめてしまいますが、動物によって様々な種類があるのはご存知ですか。フェイク商品も出回っていますが、本物の毛皮でファッションを楽しむために、その元になっている動物の種類を確認してみましょう。聞いたことのない名前があるかもしれません。
[表示する]
毛皮はリアルファーといいます。
つまり本物の動物の毛皮なのです。
毛皮のついたファッションアイテムは何か持っていますか。
毛皮は動物の種類によって、呼び方も違えば色や毛並みも違います。どんな種類があるのか、勉強していきましょう。
ミンクはイタチ科の動物です。光沢のある毛皮で保温力に優れています。
ミンクはもともとは北アメリカ大陸の動物です。暗褐色の毛皮しかいませんでしたが、1931年に突然変異が出現して以来豊富な色の種類になりました。
染色も容易にできるミンクの毛皮は、現在40種類が生産されています。光沢に富みシルキーな毛で、衣料用として優れた素材です。
フォックスは日本語で「きつね」です。
昔、おばあちゃんがキツネの襟巻きをしていませんでしたか。
きつねはイヌ科の動物です。毛皮としては長毛で、多くがスカンジナビア産のもの。染色も容易で、多くの色が流通されています。
シルバーフォックスとは、銀キツネです。全て養殖で、白っぽい毛皮のものや黒ぽい毛皮のものとあります。黒と銀が鮮明なものほど良質です。
ブルーフォックスとは、青キツネです。フォックスの毛皮の中で、一番シルキーな毛質を持ち活用されている種類になります。
レッドフォックスとは、赤キツネです。南米を除き、全大陸に分布している種類。赤みを帯びたオレンジ色が良質で、炎のように赤い色の毛皮はファイヤーフォックスと呼ばれます。
比較的安価で、ふわふわの柔らかい毛皮は様々に利用されています。
ウサギ科の動物で、フランス語ではラパンと呼びます。南欧が原産で、今では家畜化されているため世界中どこでも手に入りやすい毛皮。耐久性はどちらかというと低い方です。
毛色の種類が多いのがラビットの特徴です。染色しなくてもシロウサギ(白)、チンチラ(灰青色)、ゴマウサギ(灰褐色)、ゴールウサギ(ベージュ)、クロウサギ(黒)、ブチウサギ(異なる色が混じったもの)など豊富にあります。
耳慣れないセーブルという毛皮は、なんという動物でしょうか。
セーブルはイタチ科の動物で、日本名で言うとクロテンです。とくにロシアで生息するセーブルは、毛皮の中でも最高級品質を誇る素材。
毛足が長く密生していて、シルキーな光沢と手触りが特徴。濃い褐色のものが良質と言われています。毛皮のコートにしても非常に軽く、風合いも良いものです。
毛皮の中で、抜群の肌触りと言われるのがチンチラです。
チンチラ科の動物で、ネズミの仲間です。アンデス山脈で生息していたが、今では毛皮用に養殖されています。
チンチラの毛皮は、とても滑らかで柔らかい綿毛のみで構成されています。密度が高い割に軽く、薄いデリケートな素材です。
ラムは羊ですね。ムートンと言えば、想像しやすい毛皮でしょうか。
ラムの種類の中で、チベットラムという動物の毛皮があります。毛足は長く、カールしているのが特徴で、染色して使用されることが多いです。
他にチキャンラムという種類もあります。緩やかなウェーブでシルキーな毛皮。白色が多いため、染色で多くの色を表現することが可能です。
カラクル種のラムの呼び名で、大半が黒色の毛皮です。巻き毛の形状で、様々な美しい斑紋が特徴。他にグレーや茶、白もあります。
ラクーンはアライグマです。たぬきと間違われることが多いですが、別の種類ということを理解しましょう。
ラクーンは生産国により、アメリカンラクーンとカナディアンラクーンの2種類に分けられます。毛は長く、優れた保温性が特徴です。
ラクーンの毛皮は褐色系です。緑褐色から黒褐色の色合い。尾にあるリング状の斑紋が特徴です。たぬきの毛皮をラクーンと表記している製品もあるので、注意しましょう。
かつては日本からも盛んに輸出されていた、たぬきの毛皮。北海道や東北産が良質とされていました。
たぬきはイヌ科の動物です。
現在の日本では、たぬきは鳥獣保護法の対象になっています。毛皮のために輸出をするには原産証明書の提出が必要です。
たぬきの毛皮を産地名を付けた養殖種で分けられ、フィンラクーン、チャイニーズラクーン、ロシアンラクーン、コリアンラクーンとあります。
これで、たぬきとアライグマが混同されてしまうのです。
こちらはフィンラクーン。黒、茶色、クリーム色の毛が混じり合っているのが特徴です。自然色の他、ブリーチした毛皮の種類にすることもあります。
毛皮に使っている動物の種類はわかりましたか。
一方で動物愛護という観点から、毛皮について賛否両論あります。毛皮について深く考えてから、ファッションに取り入れてはいかがでしょうか。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
最近アクセス数の多い人気の記事
Copyright© 運営事務局