【衣類のトリセツ】第1弾♡毛玉知らずになる「ニットの扱い方編」
2017/11/15
1970/01/01 更新
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元アパレル販売員の筆者は、お洒落な人のある"共通点"に気がつきました……。それは、洋服を「素材で選ぶ」という所です。
冬場のニットはもちろん、夏場のスカートや春先のコートなどもとにかく品質表示を必ずチェックするということ!つまり、真のお洒落さんは素材についての知識を持っているんです♡
そこで今回は、「ニット」に限定して素材別のメリットを徹底解説しちゃいますよ♪
動物性のウールは一般的に《羊の毛》でできたものを言います。アンゴラは「アンゴラうさぎ」、カシミヤは「カシミヤ山羊」、モヘヤは「アンゴラ山羊」からとれた毛のこと◎
植物性の代表と言えば、「麻と綿」!人工繊維は、「アクリル」「レーヨン」などです。
人工繊維は、取り扱いやお洗濯が手軽なことや比較的低価格で手に入るので、よく使用されます。
羊の毛《ウール》のニットは、とにかく温かい!熱伝導が低いので体温を外に逃がしません。また吸湿性と撥水性にすぐれているので、汗は吸い取り、雨は弾くという天才素材なんです♪
また、シワになりにくく型くずれの心配も少ないです。ちなみに、汚れを弾く効果があるので、洗濯回数が少なく済み長いスパンで着ることができるんですよ♡
ウールの商品はメリットに対して、デメリットはとても少ないんです◎それだけ、もちろんお値段も張ります。ウール100%になると1万以上が普通という程……。
デメリットとしては、洗濯で縮みやすいので注意が必要です。ですが、汚れにくいのでそもそもあまり洗濯の必要がありません!
アンゴラは、うさぎから摂れる糸でつくるのでとても細くて柔らかい。そして軽いんです!ウールのチクチクした素材が苦手な人は、アンゴラでストレスフリーに♡
また、吸水性にも優れているので、汗を素早く外にだしてくれる嬉しい効果も!
アンゴラのデメリットは、とにかく毛が抜けやすいことです。毛が細くて軽いぶん、羽毛立ちもしやすく、ふわふわと抜けてしまうんです。
アンゴラは、お手入れしても毛抜けを防ぐことができないので、面倒くさがりな人にはオススメできません……!
アルパカの毛は、とにかく細く絡みあうので保温性はウールに勝る程!また、アルパカの毛には油分が含まれているので汚れが付着しにくいのも特徴です。
そして、アルパカの毛は他の繊維と比べて表面の凹凸が少ないため、毛玉が出来にくいんですよ♪
アルパカ生地も、ウールと同様にデメリットの少なさが嬉しい素材です。あえてデメリットを上げるなら、水を吸い過ぎると「フェルト」のように生地が硬くなってしまうことです。
アルパカ素材は、主にコートなどに使われるので、なるべく自宅での洗濯は避けることをオススメしますよ!
綿は、その肌触りのよさや吸水性からタオルや肌着によく使われています。また、染色しやすいためジーンズの生地としてもよく使われます♡
ちなみに、現在の日本の衣料素材シェアの4割を締めているのがこの「綿」なんです!値段もお手頃で、手に入れやすい商品が多いですよ!
綿のデメリットは、縮みやすいところです。お値段がお手頃な分、洗濯にはなかなか気を配られないため、1商品の使用期間が短いのも特徴の一つです。
また、洗濯による羽毛立ちが起こりやすいのもデメリットの一つですよ!
「アクリル」はウールよりは温かさが劣りますが、その分低価格で「保湿性」や「耐久性」抜群のニットが手に入ります!
また、人工繊維は虫食い被害にあうことが無いので、生地の保管も楽チン♡吸水性が低いので、洗濯してもすぐに乾くのも特徴です。
アクリルのニットで注意するのは「毛玉」です!ウールに比べて本当に毛玉ができやすいんです。なので、必然的に買い替えが早くなります……。
そして、冬場の大敵「静電気」が起きやすいのもアクリルの欠点です!1つのお洋服を長く使いたい場合は、アクリル素材は避けるのが無難ですよ♪
生地にはそれぞれ、メリット・デメリットが存在するので、シーンによって使い分けたりするのが◎お洒落さんは、ニット選びにとっても時間をかけているんですよ♪
今年の冬は、品質表示をチェックした賢い買い物をしてみませんか?
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