大人かわいい♡人気の絞り染めの浴衣はいかがですか?♡浴衣の魅力
2015/12/12
az2az
絞りと聞くと、「古臭い」とか、「凸凹した生地で面倒くさそう」という意見がありました。絞りの浴衣の筆頭である有松絞りの浴衣を知らない人のために、その素晴らしさと美しさを紹介します。これを見ていただけたら、きっとあなたも有松絞りの浴衣が欲しくなるはず!
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有松絞りは、その名前の通り古屋市の有松地方で生産される絞り染めで、江戸時代から400年以上の歴史を持つ伝統工芸です。
その昔、生活のために絞り染めを始めましたが、やがて旅人がお土産にとこぞって買うようになり、東海道一の名産となりました。
1975年、国の伝統工芸品として認定されています。
有松絞りは、世界に誇れる日本の財産です。
世界には類を見ない技法で染め上げる有松絞りは、一粒一粒手作業で丁寧に糸で絞られていきます。
反物1反分となるとそれは気が遠くなるような作業で、風合いを大事にしながら何度も染めを繰り返し、1年以上の時間をかけてようやく浴衣として私たちの手元に届きます。
職人さんたちの技術と、時間をかけた丁寧な仕事のおかげで、私たちは有松絞りの美しい浴衣が着ることができるんです。
絞りの浴衣生地は、普通の浴衣生地より薄くて軽くてふんわり。
絞り独特の凹凸で肌にべとつきにくくて優しい肌心地。
普通の浴衣はシワになり安ですが、絞りはシワを気にせず着れるところがいいですよね。
パリッとした浴衣もいいですが、有松絞りのようにふっくら優しい風情の浴衣は女性の柔らかさを上品に表現してくれます。
あじさい
職人さんたちの苦労を知ると、いっそう美しく感じます。
やっぱり有松絞りの浴衣は特別ですね(●^o^●)
今回は、いつもとは違う帯を選んでみました。
しっとり和風に洋風をアレンジ。
黄色と赤のトマトがコバルトブルーの有松絞りの浴衣にマッチしました。
美しい有松絞りの浴衣をいっそう美しく見せる帯です。
フレッシュで、全身華やかで、花の匂いが漂ってきそうじゃありませんか?
花すばる
紺色をぼかした地に薄紫色の花をあしらった、ピュアで美しい有松絞りの浴衣です。
まるで天の川に花を散りばめたように美しいですね。
誰が見ても納得の第2位です。
幻想的でふわっとした柄合いの有松絞りの浴衣に対し、イチゴの直線でメリハリをつけました。
薄いピンクの刺繍半襟と帯揚げを合わせたらさらに可愛らしさが増します。
黄色の菊が鮮やかな帯です。
有松絞りの浴衣の背に菊の花がよく映えます。
生地と同色にすることで、小粋さもプラスしています。
流れ水玉
ブルーグレーの地にシックな水玉が斜めに曲線を描きながら流れる、女性らしいしなやかさを感じさせる有松絞りの浴衣です。
縦に流れる柳絞りとの組み合わせが小粋です。
斬新な柄合いの有待絞りの浴衣に対し、帯も斬新な黒地に白鳥を帯を合わせてみました。
伝統的な有松絞りですが、古典からかけ離れた柄合いの帯もよく合います。
曲線の有松絞りの浴衣に対して直線の市松文様でまとめてみました。
浴衣の生地の色と帯の紺色の中間くらいの色の帯揚げでシックに、淡いピンク色で女性らしく、半襟も同じような色で揃えて夏着物らしく着てもいいですね。
花紫
藍紺の地にRの曲線と薄紫の花がインパクトの有松絞りの浴衣です。
全体的にピリッとしまった中に淡くほのかに咲く花が女性らしい柔らかさを表しています。
可愛いというよりは、シックに近い有松絞りの浴衣ですので、帯もシックに、でも、浴衣と同じく可愛さも兼ね備えた黒地に赤いポピーの花の帯を選びました。
浴衣全体に柄があるので、帯はすっきりと、曲線柄の浴衣に対して、ポピーの茎の縦のラインでバランスを取りました。
浴衣の花の形に似たユリの花の帯を選んでみました。
白地に3色の色合いと大きなユリの花が浴衣の柄に負けることなく、両者を引き立てると思います。
2位の浴衣に合わせても、とても可愛らしくなります。
蜘蛛絞り
古典柄なのにシックでモダンな蜘蛛絞りの有松絞りの浴衣です。
色合いも上品に、夏着物としても楽しめます。
*夏の訪問着としても普段着としても着られる重宝な浴衣です。
※「*」フォーマルな訪問着のことではなく、礼をはらったお宅に訪問するときの着物という意味です。
日本の伝統技法の絞り柄に、パリのエッフェル塔に紳士淑女の大胆なストライプ柄の斬新な帯でよりモダン風に組み合わせてみました。
帯が合わせやすい浴衣ですので、帯を楽しめます。
上品でシックな有松絞りの浴衣に、大胆に咲き誇る椿の帯はどうでしょう。
後姿がとても引き立ちます。
夏らしくすっきりと、でも華やかな装いにしてくれます。
もっともっと美しい帯、可愛い帯、素敵な帯がご覧になりたい方は下をクリック♪
紺系が多いイメージの有松絞りの浴衣ですが、他の色の浴衣もちゃんとあるので紹介しましょう。
市松文様に大きな花が描かれた、ちょっとレトロで可愛い有松絞りの浴衣です。
これなら若い方も躊躇なく着られると思います。
浴衣地にはあまり見られないオレンジ色の幾何学模様の有松絞りの浴衣です。
紺系でキリット着こなすのもいいですが、時には女性らしい色合いの有松絞りもいいですね。
これまたガーリーな、有松絞りとは思えない浴衣ですね。
雲のような花のような朱色の部分は鹿の子絞りに、水色の地にはドット柄のように白の絞りが点々とあり、ポップな仕上がりです。
ピンク色の地に桐の文様をアレンジして可愛い花を添えたガーリーキュートな有松絞りの浴衣です。
可愛い帯をつけてお祭りや花火大会に行けば、彼氏が喜ぶこと間違いなし。
男の子は女の子の浴衣姿が好きですから。
絞りは難しいと思っている方、ご安心を。
絞りの浴衣は自宅の洗濯機でOKなんです。
ネットに入れて「ソフト」か「手洗い」コースで短時間洗うだけ。
型崩れがどうしても気になる方は、つけ置きはせず、たっぷりの冷たい水で優しく押洗いしてください。
大きめのバスタオルで浴衣をサンドして、くるくると巻いて軽く脱水します。
物干しざおに通して軽く叩いて形を整えて陰干ししてください。
アイロンも必要ないので普通の浴衣よりも手間がかかりません。
☆注意点☆
・色落ち・色移り防止のため必ず単独で洗う。
・洗剤はおしゃれ着洗い用の中性洗剤(漂白剤の入っていないもの)を使う。
地元、名古屋市有松では、毎年「有松絞り祭り」なるものが開催され、浴衣や着物はもちろん、タペストリーやパラソルなどの小物にも有松絞りで溢れ返っています。
県内外からも多くの人が訪れ、祭りは賑やかで熱気溢れています。
老いも若きも男性も女性も、有松絞りの浴衣を着て、やっぱり絞りっていいなあと実感しました。
絞りって他の浴衣とは一線をひいて、特別な感じがします。
風合い、肌触り、見た目にも他の浴衣にはない世界観と存在感は着る人、見る人の意識がまるで違います。
まだ有松絞りの浴衣を着たことがない人はぜひ一度お試しあれ!
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