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もうすぐ浴衣の季節!今年は自分でキレイに着付けてみませんか?

そろそろ夏が待ち遠しい季節。夏といえば海、プール、夏祭りや花火大会もあります。彼氏や気になる相手を誘って浴衣でデートなんて素敵♡今年は浴衣を自分で着付けてみませんか?自分で着付けられると着崩れも簡単に直せるので安心ですよ。簡単な浴衣の着付け方をご紹介します。

浴衣を自分で着付けられるとこんなメリットが♡

美容院やお母さんに浴衣を着付けてもらうのもいいけど、自分で着付けられるようになってみませんか?自分で着付けられるようになると、浴衣の仕組みがわかるので着崩れた時に自分で直すことができるのが最大のメリットです。どんなに可愛い浴衣を着ていても着崩れていたり、腕まくりをしていたら台無しです。キレイに着られるように今から練習しておきましょう。

浴衣の着付けの必要なもの

浴衣を着るために必要な小物などまとめました。お家にないものがある人は今のうちに揃えておきましょう。

浴衣の着付けに必要なもの・・・浴衣、帯、下駄、浴衣スリップ(肌着)、前板、伊達締め、コーリングベルト、腰紐、籠バッグ(または巾着など)

浴衣スリップを着たら、ウエストのくびれている部分を寸胴にするようにタオルなどを巻いて補正します。お腹にタオルを巻くことで腰ひもや帯を巻いても食い込まないため痛くないという役割もあります。背中の真ん中に背中心(縫い目)がきていることを指先で確認したら、襟先を合わせてくるぶしくらいまで浴衣を持ち上げます。

浴衣の上前幅を決めたら一度上前を開いて、下前を身体の脇まで入れます。このときつま先を7~8cmあげておくとキレイに仕上がります。下前をキレイに入れ込んだら、上前を重ねます。このときつま先を3~4cm上げておくとキレイに仕上がります。

腰ひもをお腹の前側に渡し、背中でクロスさせまた前に回します。前に回したら蝶結びか片花結びをして余った部分も腰ひもに挟み込んでおきます。この腰ひもをしっかりとキツく締めておくと浴衣が着崩れしにくくなります。

腰ひもを締めたら、身八つ口(脇にある穴)から手を入れてダブついた部分を下へ落とすようにしておはしょりを整理します。背中側にも手を回し、おはしょりをキレイにしてください。おはしょりがきれいに水平になったら、左の身八つ口から手を入れて下前の襟を引っ張ります。襟がはだけているとだらしない印象になってしまうのでしっかりと引いてください。ここでコーリングベルトを使うとより浴衣が着崩れにくくなります。

おはしょりがキレイになったら、伊達締め(なければ腰ひもでも可)を胸の下にまわして一周させて、結びます。このとき背中にシワが寄ってしまうので、腰ひもを結び終えた後に伸ばしましょう。このシワを伸ばしておくとキレイに着付け上がります。

浴衣の着付け

浴衣の着付け方を動画で見たい方はこちらから見ることができます。写真ではいまいち分からなかったという方、復習したい方もご覧ください。

浴衣帯の結び方~基礎的な文庫結び

浴衣で用いられる帯は、着物を着付ける時とは違う「半幅帯」という簡易的な帯です。浴衣を着付けるときにする一般的な文庫結びをご紹介します。

まずテとタレの長さを決めます。帯の右側を半幅に折り、右腕の長さ分くらいとっておきます。(折り目が下になるようにしてください。)この部分を着付け用語で「テ」、残った長い方を「タレ」と言います。

テが帯の上から出るように、タレを2巻きし、巻き終わったらテとタレを持って左右に引き、苦しくない程度に締めます。ここでしっかり締めておけば後から帯がゆるむ心配がなくなります。帯は浴衣のおはしょりと平行になっているとキレイです。

タレを右脇から三角になるように下から折り上げ、体の前でテをタレの上に重ねてクロスさせます。テでタレをくるむように結びます。テとタレが縦になるようにしてもう一度締めます。締めたらテは右肩に預けておきます。このとき浴衣の襟とテを洗濯ばさみなどで留めておくと、テが邪魔にならずラクチンです。

タレをキレイに広げ、先端から内側に折りたたんで羽を作ります。だいたい肩幅くらいの幅になるとバランスが良いでしょう。少し幅が広い分には問題ありませんが、狭すぎるとキレイに着付け上がりませんので注意しましょう。

羽の中心がM字になるようにヒダを作ったら、右肩に預けて浴衣の襟にとめておいたテを下ろし、タレの上からかぶせます。かぶせたテを帯の結び目の下から上へ引き上げて抜きます。再度同じ手順で巻きつけ、しっかりと上に引き上げてください。帯の下に出たテ先は小さく折り畳んで、帯の中に隠します。結び目の下に支えになるように入れ込むと帯崩れしにくくなります。帯結びが完成したら、羽が背中にくるように時計回りで回します。このとき雑に回してしまうとせっかく着付けた浴衣がぐちゃぐちゃになってしまうので要注意です!これで帯結びの完成です!

浴衣帯の結び方(文庫結び)

写真ではわかりにくい場合はこちらの動画をご参照ください。よりわかりやすく解説されています。浴衣と文庫結びの着付けがマスターできれば合格です!

帯の着付けアレンジ~片流し結びにチャレンジ

文庫結びは若い女性の帯結びなので、ちょっと大人っぽくしたいという方のために簡単にできる片流しという帯結びをご紹介します。ただし、粋な結び方なので、パステルカラーやカラフルな着物より、濃紺や落ち着いた柄の浴衣に合わせるのがお勧めです。これをキレイに着付けられればアナタも大人の女性の仲間入りです♡

テを70センチほどとって胴に二巻きしてしっかり結んだら、3分の一の幅に折って肩に預けて浴衣の襟にとめておきます。結び目の下の浴衣と帯の間に、土台となるものを詰めておくと安定します。

タレの結び目の方から羽を2枚作ります。最初の羽(下になる方)を少し大きめにしておくと可愛く着付け上がります。帯の柄なども気にしつつバランスの良い大きさにしてください。

羽に三つ山のヒダを作ります。三つ山ヒダはその名の通り、山になる部分が3つあるヒダのことです。ヒダがキレイに作れていると後ろから見た浴衣姿がビシッと決まります。

肩に預けて浴衣の襟にとめておいたテを下ろし、ヒダの上をテでくるむように結びます。文庫結びを同じく、余ったテは浴衣と帯の間に折り畳んで入れ込んでください。

タレの右側はそのまま右羽として流します。右羽はあまり長すぎても格好悪い着付けになってしまうので、左羽を作るときはバランスよくなるよう調節してください。これで片流しの帯結びの完成です。大人っぽいしっとりとした帯結びなので、それに合うシックは浴衣を選んでくださいね。

着崩れの直し方

襟がはだけてしまったときは、身八ツ口から手を入れて、中から浴衣の襟を引っ張ります。帯の下かたも引っ張り、襟の合わせ具合を調整してください。

裾が落ちてきてしまったら、おはしょりをめくり上げて腰ひもの上の浴衣をを引っ張り上げてください。上前だけ引っ張り上げても下前が上がらないので、下前が裾から出てしまいます。上前と下前両方引っ張り上げるようにしてください。終わったらおはしょりを戻してシワなどを伸ばしてください。

浴衣の着付けマスターできましたか?

いかがでしたか?浴衣の着付け方と、帯結びについてマスターできましたか?自分で着付けられるようになれば、美容院などで着付けられると苦しかったり、お母さんに着付けてもらうとすぐ着崩れてしまったりといったトラブルが回避できます。また、着付けをマスターしてしまえば着物や帯の構造が理解できるようになるので、着崩れを自分で直すことができるようになります。是非今年の夏は自分で浴衣を着付けてお祭りや花火大会に出かけてみてください。

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