2016/10/07
花より団子
着物にも、留袖、振袖、訪問着など種類があるように、帯にも、丸帯、袋帯、名古屋帯などの種類があります。着物に合わせて、帯の格の種類も合わせて着こなすのがステキな着物の着こなしですね。着物の種類と一緒に帯の種類も覚えておけばステキな大和なでしこです。
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帯の表も裏も同じ織り方で織られた帯の種類です。高級品である丸帯は、裏地も織られているため厚みが出て締めにくいとの事で、最近は、丸帯に変わる袋帯が主流になりつつあります。
右が丸帯、左が袋帯です。裏にも柄があり、豪華な仕上がりなのが丸帯で、裏は柄がなく、その分薄く締めやすくなっている種類のものが袋帯です。
丸帯は厚みがある種類の帯なので、豪華さと共に、重厚感も感じられますね。伝統と格調を重んじる場などにはぴったりの帯といえそうです。
丸帯は厚みがあるので、ひだの少ないシンプルな種類の帯結びがよく似合います。ひだなどを使ってボリュームをださなくても、それだけで十分ですね。
舞妓さんのだらり結びは、普通よりも長さのある種類の丸帯を使って結んでいます。豪華な帯の柄が引き立つステキな帯結びですね。
豪華な柄は、丸帯と同じように、表面のみ織られている帯の種類です。表面全面が織られている全通柄や、巻き付ける部分は、柄が無い六通柄などの種類があります。
柄の豪華さには、丸帯にも引けをとらない袋帯です。裏が無い分、帯結びのバリエーションも広がりそうですね。
お太鼓部分の帯が二重になっているのが二重太鼓という種類の帯結びです。袋帯を使ってのお太鼓結びは二重太鼓になります。
振袖などの帯結びも、複雑な形や、ひだをたくさん使って豪華な種類の帯結びにしたい場合には、丸帯よりも袋帯の方が向いています。
遊び心あふれる帯結びも、袋帯ならできそうですね。華やかで凝った種類の帯結びを楽しむのであれば、袋帯も長い種類のものを選ぶといいかも知れません。
袋帯を簡略化した種類の帯が名古屋帯と呼ばれるものです。カジュアルな席や、ちょっとした改まった席に向く種類の帯です。フォーマル向きではありません。
体に巻く部分が初めから折ってあるような加工が施された帯が、名古屋帯と呼ばれる種類の帯です。素材も絹や綿など、おしゃれ着に合わせて様々な種類の生地が使われています。
お太鼓部分が決まっているので、個性的な絵柄などが描かれている種類の名古屋帯も多数あります。おしゃれにこだわる人にぴったりの帯ですね。
お太鼓部分の帯が一枚になるのが一重太鼓です。名古屋帯で作ることが出来る種類の帯結びです。袋帯を簡略化した結び方なので、二重太鼓よりも結びやすくなっています。
名古屋帯もアレンジ次第で、変わり結びも楽しめるようです。帯の結び方は、研究すればオリジナルができそうですね。
普段使いに、自分でも手軽に締める事のできる種類の帯が、半幅帯です。その名のとおり帯の半分の幅で、浴衣等にも使われます。
洋風のお花柄も半幅帯ならステキな着物姿にしてくれそうです。リバーシブルの半幅帯なら、上手に柄の面をつかって、華やかなアレンジにも挑戦できそうですね。
洋服みたいな柄でも違和感がないのが半幅帯です。普段着用の帯なので、カジュアルな着物に気軽に合わせる事ができそうですね。
浴衣の帯も、半幅帯の種類です。表と裏のカラーを上手に使ったステキな帯結びになっています。結んだり折り込んだり、裏返したりと、幅の広い結び方ができそうです。
半幅帯を二本使った帯結びだそうです。リボンがいっぱいで華やかですね。半幅帯は、薄手なので二本使いでもOKなんですね。
浴衣と言えば、ふわふわしている種類の帯が、兵児帯です。キッズ用はパステルカラーで、絞りが入ったものなどがあります。最近では、大人用のレース素材のものなど兵児帯の種類も豊富です。
昔ながらの絞りの入った兵児帯は、キッズの浴衣姿にぴったりですね。男の子も女の子も使えるところが嬉しいですね。
ふわふわな兵児帯を二枚重ねてボリュームアップさせれば、お花が咲いたように華やかな帯になりますね。浴衣ドレスにもぴったりです。
最近は、大人も浴衣帯に重ねて兵児帯を付ける着こなしも流行っているようです。オーガンジーなどの素材の兵児帯で、透け感のある華やかな着こなしになります。
兵児帯にレースをあしらっただけでも女の子らしさが抜群に上がりますね。レースは洋風のイメージがありますが、和風の浴衣に合わせてもとっても可愛いですね。
着物は、普段着から、フォーマルまで着る事の出来る日本の伝統衣装です。フォーマルの着物には、帯の種類もフォーマルに、普段着は、帯も普段着用にとTPOに合わせた着こなしになります。
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