ファッションアイテムで使われるポンチ生地って何?実はコレなのです
2017/02/17
t-n-k-a
2016/05/18 更新
麻の生地の洋服は涼しげな肌触りで吸水性も良く、夏の定番ですよね♪また発散性もあるので、汗を吸っても雑菌の繁殖を抑え臭いも抑えてくれる優れものなんです!麻の生地を使ったおすすめの洋服デザインから、麻の特徴、種類など麻に関する情報をまとめてみました☆
麻ってどんなもの?
麻とは植物の茎や葉から作った繊維の総称です。人類が最初に作った生地は麻で作られたと言われています。茎の靭皮部分(外皮の内側にある柔らかな部分)から作る生地は比較的柔らかく衣料用として使われます。
すべての麻生地に共通する特徴☆
基本的な麻生地の特徴としては以下があげられます!
・水に対して強い
・強度がある
・吸湿性がある
・抗菌性
・通気性と速乾性がある
・しなやか
麻はシワになりやすいというデメリットを差し引いても、
日本の蒸し暑い夏にはぴったりの生地と言えそうですね!
主に日本で麻生地として使われているのは良質の繊維である「リネン」と「ラミー」です。
この2つの生地にはいったいどんな違いがあるのでしょうか?
麻の生地の種類①リネン
リネンはアマ科の亜麻(あま)になり、4000年以上前から使われる繊維です。亜麻(あま)はエジプトからギリシャ・イタリアに伝わり中世にはヨーロッパでも栽培されるようになります。
リネン生地はペクチンが含まれるためチクチクしません。肌あたりが優しく、サラっとした感触で繊維そのものは少し黄色がかった亜麻色をしています。光沢が少なくマットな質感の生地です。
麻の生地の種類②ラミー
アジアで自生していたイラクサ科の苧麻(ちょま)は6000年程前から日本で栽培されており、繊維の中でも丈夫な事から皇室から庶民まで幅広く衣類として使われていました。
白く自然な光沢ありますが、麻らしいシャリ感の固めな生地になり、特に繊維が太いものはチクチクしやすい傾向にあります。
麻の生地の種類③ジュート
ジュート(黄麻)はシナノキ科に属する植物から取った繊維です。コーヒー豆の袋として見かけたことのある方は多いのではないでしょうか?バッグなどに活用されることが多く、バングラディシュやネパールからも輸入されています。またインドでは通気性の良さから、ジャケットやスーツのマテリアルとしても利用されています。
麻の生地の種類④ヘンプ
ヘンプ(大麻)は桑科の植物から取った繊維です。ドラッグとしての大麻が有名ですが、茎には麻薬成分はありませんのでご安心を!
良質のヘンプはリネンやジュードなど他の麻生地に比べて最も柔らかく肌触りが良いです。しかもヘンプ100%生地の紫外線遮断率は92%以上あります。インナーやストールやマフラーなどの製品によく使われています。
麻生地の洋服①
ふんわりとしたプリーツの入ったデザインがかわいいワンピース♪
リネン特有の亜麻色を活かしたナチュラルな雰囲気が素敵ですね!
麻生地の洋服②
バックのリボンがとってもキュートな麻素材(リネン)のワンピース。
夏のヴァカンスにぴったりですね☆ネイビーブルーのカラーが大人可愛いです!
麻生地の洋服③
Aラインのとってもラブリーな麻素材(リネン)のエプロンドレス!
水色とホワイトがさわやかな可愛らしい小花柄のワンピースですね☆
麻生地の洋服④
麻(ラミー)を使った軽やかな質感が春夏にぴったりのフェミニンなワンピース。
袖口のフリル。ウエストリボンが大人可愛いですね!
麻生地の洋服⑤
コットンとラミーを使った生地のビームスのキャミワンピ♪
カジュアルな雰囲気の涼しげなデザインが可愛すぎます!
麻生地の洋服⑥
スタイリストの大橋利枝子さんがデザインした麻生地(リネン)のワンピース。
リボンのベルトがウエストをマークしてスタイルをよく見せてくれそうですね!
麻生地の洋服⑦
春夏にぴったりの麻素材のカーディガン!
真夏のクーラーが効いている室内でも着用できる、軽めの素材感が重宝しそうですね。
麻生地の洋服⑧
フレンチリネンを使った柔らかな生地のスカート!
オフィスカジュアルにも使えそうなきれい目なデザインですね♪
麻生地の洗濯の仕方
夏にぴったりの涼しく吸水性にとんだ麻生地ですが、その一方で日光や汗、洗濯による変色や色落ちがしやすいというデメリットもあります。
麻生地の洋服の洗濯に必要なのはこの2つです!
・デリケート素材用の中性洗剤
・柔軟剤
まずは麻生地の洋服についている洗濯タグを確認しましょう!
今回の場合は水温は40℃まで、水流の弱い「手洗いコース」または手洗いで、洗濯ネットを利用して洗います。
麻生地の洗濯の仕方①洗濯機を使う場合
麻生地はけば立ち、色落ちがしやすい素材なので、お湯ではなく水を使って、かつ短時間で洗いあげましょう!指定はありませんでしたが、色落ちを避けるため、デリケート素材用の中性洗剤を使うのがお勧めです。洗濯機の「手洗い(ドライ)コース」に設定して洗いましょう。
麻生地の洗濯の仕方②手洗いの場合
洗剤は中性洗剤を使います。洗剤を水に溶かし、2~3分の短時間で軽く押し洗いします。2回水を取り替えてすすぎ、最後に好みで柔軟剤を入れて終了です。
麻生地はけば立ちやすいので、こすり洗いは避けましょう。
麻生地の洗濯の仕方③脱水&乾燥
脱水をする場合はしわを抑えるために1分以内で手早く行います。小さいものならタオルで水気をとってから干すだけでも良いでしょう。麻生地は日光に当たると退色しやすいので、裏返して陰干しします。
麻生地にアイロンを当てる場合
麻素材の生地にアイロンを利用する際は下記のような状態でかけてください。
①完全に乾ききっていない状態で
②中~高温で
③テカりがでやすいので当て布をして
クリーニング店に出すと安心です!
麻ジャケットなどかちっとしたデザインのものは、自分で洗濯してアイロンをかけるのはとても難しいのでクリーニング店に出す方が安心ですよ。
麻生地おすすめです!
麻生地で作った洋服は涼しくて吸水性もあり、じめーっとした日本の夏に最適です!
気をつけて洗濯すればシワや縮みも大丈夫です♪
ぜひ今年の夏は麻生地の洋服を活用してみてくださいね!
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