結婚式で振袖を着る時のマナーは?花嫁が振袖を着ても大丈夫!?
2015/10/29
miyakasa
家族が代々着ている振袖をお持ちだったり、成人式のためにレンタルではなく振袖を誂えたという方も多いのではないでしょうか。せっかく持っているのならたくさん着なきゃもったい無い!振袖に着付けをマスターしてガンガン着てみましょう!着付け方法をご紹介します。
あなたは振袖を持っていますか?おばあちゃんやお母さんから代々引き継がれている振袖を持っている方や、成人式のために購入下という方もいるのではないでしょうか。でもその振袖何回着ましたか?振袖は未婚女性の正装なので、結婚したら着れなくなってしまいます。今のうちにたくさん着ておきましょう。
振袖を着付ける前に、必要なものを用意しましょう。無いものがあれば早めに揃えておきましょう。
振袖に着付けに必要なもの①下着類
肌着(直接肌に触れるものなので化繊よりもコットン性が良いでしょう。着物(特に振袖)は布をたくさん身に着けるので意外と暑いので、汗を吸ってくれるコットンがおすすめです)、裾よけ(肌着と裾よけが一体化したワンピースタイプもあります)、タオル(補正用)、足袋。
振袖の着付けに必要なもの②長襦袢と衿芯
半衿を縫い付けた長襦袢と、衿芯を用意してください。着物の着付けをはじめる前に、衿芯を半衿と長襦袢の衿の間に入れて準備をしておきましょう。半衿は着物の衿と首の間に見えるものなので、シワなどがないようにしましょう。
振袖の着付けに必要なもの③小物類
腰ひも4~6本、伊達締め2本、帯枕、帯板(後ろ板はなくてもOK)。腰ひもは着物を着るためだけでなく、変わり結びをする時にも使ったりしますので、多めに用意しておきましょう。着付けの途中で手に取りやすいように準備しておきましょう。
あると便利なコーリンベルト
絶対必須ではありませんが、コーリンベルトがあると便利です。コーリンベルトを使うと衿合わせが崩れにくくなるので、着付けがぐっと楽になり、且つキレイに仕上がります。
振袖の着付けに必要なもの④着物類
まず主役の振袖はもちろんのこと、長襦袢の半衿着物の間からチラリと見える伊達衿、振袖に合う袋帯、帯揚げ、帯締めが必要です。帯揚げや帯締めはフォーマル向けの絞りや丸ぐけなど振袖ならではのタイプで揃えると素敵です。
着物を着るときは寸胴のほうが良いと言われていますが、なぜかご存知ですか?洋服と違い、着物には直線しか存在しないからです。着物の直接に合わせて身体に直線をつくるのです。直線の身体に直線の着物を着れば崩れにくいからです。曲線の身体に直線の着物を着るとどうしても動いているうちに着崩れしてしまうのです。
着物の直接に合わせて身体に直線をつくるのです。直線の身体に直線の着物を着れば崩れにくいからです。曲線の身体に直線の着物を着ると、キレイに着付けたつもりでも動いているうちに着崩れしてしまうのです。
足袋を履き、肌襦袢を着る。
肌襦袢を着ます。二部式でもワンピースタイプでもどちらでも構いません。気を付けることは、あとで長襦袢の衣紋をぬいた(うなじの部分を少し肌が見えるようにあけること)時に、肌襦袢が見えてしまわないように、首回りを詰めすぎないことくらいです。帯を着付けた時にワイヤー部分が痛くなってしまう可能性があるので、ブラジャーは外した方が良いです。
肌襦袢の上からタオルや綿を入れて補正をします。補正は自分の体型に合わせてカスタムするものなので、決まったやり方はありません。自分で着付けていくうちに自分の体型をよく見ながらコツをつかんでいってください。
補正が出来たら長襦袢を着ます。
長襦袢の肩にかけて腕を通します。衿元を合わせて衣紋を抜きます。衿元の合わせ具合は年代によって異なります。若い娘さんの場合は喉のくぼみが隠れるくらい深めに合わせます。ミセスの場合は喉のくぼみから指1~3本くらい下までを限度として少しあけ気味にします。長襦袢の着付けのコツは最初に項が隠れるように長襦袢をかぶらないこと。その方が衣紋を抜きやすくなります。
※衣紋とは?
衿の後ろの空き具合のこと。普段着の場合は3本の指が入るくらい、小紋などちょっとした外出着の場合はこぶし1つ入るくらい、振り袖や留袖などあらたまった着物の場合はこぶしが衿のなかにすっぽり入るくらいを目安にする。衿元も衣紋もつめすぎるとお子様に、抜きすぎると品がなくなるので注意すること。
衣紋の抜き具合で粋な着付けかどうかが決まります。詰まりすぎてもあけすぎてもいけません。振袖の場合は写真より少しあけてもよいでしょう。
衿合わせと衣紋抜きが決まったらバストトップより少し下に胸紐をします。このときキツく締めすぎると後でアバラが痛くなってしまいますが、ゆるいと衿がはだけてきてしまうので注意が必要です。補正をしていることによってしっかり締めても食い込まないはずなので、痛くない程度にしっかりと締めるのが着付けのコツです。
胸紐を締めたら、背中にシワや脇にたるみがないか、衣紋はキチンと抜けているかを確認して、胸紐の上から伊達巻を巻きます。長襦袢がうまく着付けらればそのあとの振袖の着付けが楽になります。
長襦袢の上から伊達衿を付けた振袖を羽織ります。着丈と上前の位置を決めたら身体に沿うように着物を巻き付け、腰ひもでしっかりと締めます。結び目はやや左にくるように結ぶのがコツです。
腰ひもを締めたらおはしょりを綺麗に処理して、衿元を整えます。ここでコーリンベルトがあるとおはしょりの処理も楽ですし、衿もはだけにくくなります。伊達衿も下に引くようにピンとはるのが着付けのコツです。
腰ひもを胸の下でほどよく結びます。振袖のおはしょりが長い場合はこの腰ひもにひっかけて調節してください。背中やワキも綺麗にシワを伸ばしておきましょう。
帯を結ぶ位置に伊達締めを巻き、しっかりと締めます。伊達締めの端のぶぶんは紐にからげて処理してください。これで振袖の着付けは完了です。次は帯の着付けになります。
手先を左肩に預けておき、帯板を入れてふた巻きします。ふた巻きしたら背中心に向かってタレを下から折り上げて、手先が上にくるようにひと結びします。この結び方がゆるいと帯が落ちてきてしますので、しっかり締めることが着付けのポイントです。
タレを広げて折り畳み、羽根を作ります。上の羽根は左肩を5センチ超えるくらい、下の羽根は振袖のおはしょりの下線と同じ高さくらいまでとります。タレ先は内側に折りこんでください。
羽根を斜めにして位置を決め、真ん中をつかんで蝶のようにしてください。ヒダはWの形になるようにとってください。あまり小さい羽根だと振袖に負けてしまうので、バランスを見て大きさを決めてください。
腰ひもを下から上にクロスさせて、たすきがけのようにして前に回して結びます。結び目は振袖と帯の間に沈めて隠してください。たすきがけにした紐の上から帯揚げをかけた帯枕を乗せ、枕の紐は前に増して帯の中にしまいます。
振袖の肩に預けておいた手先を下ろし、帯締めで固定します。余った手先は外側に巻いて、帯の上線から中に入れ込むと帯が安定します。
羽根の形を整えたら振袖用の基礎的な帯結び「花立矢結び」の完成です。これで振袖の着付けは完璧です!振袖と袋帯は普段用の着物や帯に比べて重たいので、着付けも大変ですが慣れれば30分ほどで着付けられるようになりますよ。
振袖の着付けは普段着の着付けよりも難しいです。何度も復習して慣れることが上達への近道です。とにかく練習あるのみ!
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